東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 13/29 (玉巻き)

2020年07月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 

 このところの雨で屋内作業しかできません。さて、手紡ぎ毛糸1束をミスで濃く茶色に染めてしまいましたが、とにかく紡いだ毛糸を5色に染めることができました。しかし束のままでは織りに使えないため、玉巻きすることにしました。玉巻きしておけば、編むこともできますし織ることもできます。ところで、織るにあたって紡いだ毛糸を経糸にも使えないかと思っていました。しかし、玉巻きした毛糸を見るとやや糸が太いように思えます。つまり経糸には使えません。筬や綜絖に通す細い経糸用毛糸を、別に紡いでみようと思います。

         5色に染めた手紡ぎ毛糸を玉巻き


 玉巻きの方法ですが、染めた毛糸をかせくり器に掛けます。そして、かせくり器から少し離して玉巻き器を固定します。続いて、かせくり器に掛けた毛糸がスムーズに解けるように毛糸の位置を微調整します。これで毛糸を玉巻きできます。

 かせくり器に掛ける    玉巻き器で巻き取る   玉巻きされた毛糸
  

 手紡ぎされた毛糸は、微妙にけば立っています。そのため、染色している時や水洗いの時に毛糸と毛糸が少し絡みつくことがあります。そのため、絡みつきをほぐすように丁寧にゆっくりと玉巻き器を回します。こうして5色に染めた毛糸を玉巻きしました。次は経糸用に細めの毛糸を紡ごうと思います。

 かせくり器に薄青の毛糸を掛ける       薄青の毛糸を玉巻き
 

コメント
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