東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 11/29 (染色4/5)

2020年07月07日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 第2段の藍染めをしました。普通藍染めと言うと青色です。しかし、必ず青色とは限らず、青緑色にも染まることを知りました。偶然ですが、生葉を発酵した藍染め液を10年近くビンに保管していました。そのビンを綺麗にしようと思っていたらビンの底に取り出し忘れていた布がありました。その布が綺麗な青緑色をしていたのです。今回紡いだ毛糸を、その青緑色に染めてみました。

       やや薄いものの、藍染めで青緑色に染める


 藍染めにはいろいろ苦労しました。一番分からなかったのは還元です。特に微生物を使った還元はなかなか厄介です。また何度か藍染めに失敗しました。またアルカリ剤として、たき火の灰を使ったこともあります。今は薄くとも安定して藍染めできるようになりました。また、藍染めは夏によく染まるのですが、温水を使って冬でも染めることができるようになりました。

  秋収穫の乾燥藍葉    ペースト状の藍葉    瓶に入れて水に溶く
  

 その後、藍染めに使う「すくも」を作ってみました。今のところ、発酵させた藍をペースト状にして使っています。「すくも」のように乾燥させても良いかも知れません。テスト中です。今回はペースト状に発酵した藍葉を使って、紡いだ毛糸を青緑色に染色しました。染色後、綺麗な水で洗い天日乾燥しました。薄いながらも青緑の毛糸ができました。

   藍の染色液に毛糸を浸す      綺麗な水で染色液を洗い流す
 

コメント
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