東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町 大野 長谷~日向平方面史跡巡り下見ウォーキング(2/2)

2021年03月15日 | 歴史探訪他ウォーキング

 風車がゴーゴーと耳障りな暗い竹林を抜けると、青空が広がる日向平の棚田に出ました。最初は風車の音が耳障りでしたが、棚田をどんどん下っていると風車の音がだんだん聞こえなくなりました。少しばかりお昼を過ぎたため、棚田を見下ろしながら道脇に腰を下ろして昼食休憩にしました。季節柄、誰も田んぼを耕している方がおらず、静かに風景を楽しむことができました。見渡すと、かなりの田んぼが放置されていました。そして、イノシシの掘った穴ぼこがあちこちで目立ちました。

         棚田を少しばかり降りた道脇で昼食休憩


 私がこの棚田を知ったのは偶然のことでした。10年位前の事でしょうか、この付近を一人で散策していた6月頃のことでした。棚田の一角にある田んぼで、親子が水を入れた田んぼの耕運をしていました。子供は小学生高学年のようでした。この棚田を知って欲しくて、あるいはこの棚田を伝えたくて子供達を連れてきたのではないかと思います。この子供達、今や二十歳を過ぎていると思われます。この平生町に住んでいるのでしょうか。それとも就職などで都会に住んでいるのでしょうか。

 田を見ながら散策    遠くに田布施の街並み    道端に山菜を発見
  

 広大な棚田を見ながら道を下っていると、今でも綺麗に手入れされた田んぼがありました。農閑期の今でも草を刈り取るなど管理しているのでしょう。今でも使われている農作業小屋が散見されました。しばらく棚田を下っていると、道から見上げた山に神社跡がありました。その神社跡から200m位下った場所に、以前は日向平棚田の看板が立っていました。しかし、どこを探してもありませんでした。棚田を維持することが難しくなったためなのでしょうか。

    日向平棚田の看板は何処に      里山風情満点の日向平集落
 

 日向平棚田からどんどん道を下って、日向平の集落を通りました。日向平集落の反対側に影平の集落がありますが、今回は通りませんでした。日向平集落は山の西側に、影平集落は向かい側の山の東側にあるようです。そのため、朝は影平に日がよく当たり、午後からは日向平に日がよく射すのではないかと思います。日向平集落を通過後、大野中心部を通り平生町街に向かって歩きました。下見ウォーキングに参加された方々、お疲れさまでした。

      平生町大野の長谷~日向平方面史跡巡り下見コース

コメント
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