溝呂井児童公園内に入り見渡した後、再び道に戻って歩き始めました。すると、左手にブロック塀に囲まれたお地蔵様が安置されていました。ブロック塀の中を見ると、比較的良く管理されているようで、お地蔵様前にたくさんの花が生けられていました。このお地蔵様のお世話をする方が複数いるのではないかと思います。続いて溝呂井住宅の田んぼ側を回り込むようにして近政大師堂に向かいました。
近政台住宅の北の端にある赤い扉の祠を訪れる
近政大師堂は防陽旗八十八箇所霊場の第七十八番札所です。建物は新しく、最近寄付を元に改築したのではないかと思われます。防陽霊場の表示も分かりやすく大きく掲げられています。回りも綺麗に管理されています。なお、建物の正面側に溜池がありました。その昔この溜池が掘られた時、溜池を御守するために大師堂が立てられたのかも知れません。溜池を御守するためのお社や祠は少なくありません。
道端に建つ小さな祠 溝呂井児童公園 溝呂井住宅のお地蔵様
なお、防陽霊場の順番としては、岩田冠念寺七十七番~近政大師堂七十八番~大塚大師堂七十九番~石亀大師堂八十番と続きます。昭和三十年頃までは巡礼者が巡礼したいたのではないかと思います。
ちなみに柳井金剛寺一番から柳井相江庵まで、二日間の工程だったようです。宿泊したのは室積長徳寺四十八番近くではないかと思います。長徳寺近くでは、巡礼者を宿泊させる特別なお接待があったとのことです。
防陽霊場七十八番札所の近政大師堂 近政住宅に安置されたお地蔵様
近政大師堂を出ると近政住宅の田んぼ側を回り込むように歩きました。田んぼの土手を草刈りをしている方がいました。最初北の端にある祠を訪ねました。扉が赤く塗られているは珍しいです。次に、来た道を少し戻って屋根付きお地蔵様を訪ねました。残念なことに何のお地蔵様か分かる表示がされていませんでした。花などが活けておらず、何も置かれていませんでした。
これで、今回の史跡巡り下見ウォーキングは終わりです。参加された方々お疲れさまでした。本番ウォーキングは4月中旬の予定です。
光市岩田~三輪周辺の史跡を巡った下見コース