周防大島の和田地区の史跡巡りに友達と行ってきました。この地区には、民俗学者の故宮本常一が子供の頃に叔母に連れられて行った正岩寺と淡島神社があります。そのお寺と神社の前には大きな池があります。
ただ正岩寺と淡島神社に行くだけではつまらないため、周辺にあるお地蔵様,鉾,祠,そしてお堂などを散策しながら歩きました。出会った地元の方々に声をかけながら行き方や言われなどをお聞きしました。
小野家五輪塔,祠,不思議な石など
最初に見たのは和田小学校です。まだ新しい校舎でしたが、平日なのに子供の声が聞こえてきません。たまたま近くに駐車してあった軽トラック傍に古老がいました。声をかけてこの小学校についてお聞きしました。すると5,6年前に統合されて閉校されたとのこと。今は会社の建物になっているそうです。この和田地区も少子化で子供が少なくなったようです。
閉校した旧和田小学校 山の上の静かなお堂 まだ新しいお地蔵様
その古老から山の上に見えるお堂を紹介されました。以前は地区の方々がお守りしていたそうですが、今はその山の下にある一軒が守っているとのこと。古老にお礼を言ってそのお堂に行きました。お守りしている一軒の前を通って山の下にいきました。すると、上に向かって急な階段がありました。階段には落葉が積もっていてお守りも大変な様子でした。お堂には名前や由来などが掲示されていませんでした。今は集りもなく使っていないように見えました。残念です。
今は使われていない水神様の井戸 青木周弼誕生地付近の碑
お堂を出ると水神様のつるべ井戸がありました。今は使われていないようで紐で縛ってありました。しばらく歩くと青木周弼生誕地の案内がありました。青木周弼は幕末期に和田で生まれて江戸や大阪に出て勉強したとのこと。その後長州藩の藩医になったり種痘を広げました。幕末に活躍した人です。その青木周弼生誕地碑を見るためにまた山の中に入りました。そして、その山の端に小野家五輪塔などの史跡がありました。いろんな石碑,五輪塔,祠,神社などがまとまってありました。
周防大島和田地区の史跡巡りウォーキングコース