この山口県に帰って、特に夏場は畑などの草刈りに苦労しました。刈り取りに加えて、刈り取った草の移動や細断がまた一苦労です。そして、1ヶ月もすれば、草がまた元のように伸びてきます。草刈りと草の追いかけっこです。このため、ある畑は草刈りを放棄せざるをえませんでした。
今年も草刈りで悩むことは必至の状況です。これを解決するため、ハンマーナイフモアと呼ばれる農機具を購入しました。新品で購入すると、うん十万円もします。おんぼろの中古品を見つけたので購入しました。それなりの安値でしたので使えるかどうか心配でした。
中古品で購入した、おんぼろ中古のハンマーナイフモア
このハンマーナイフモア、耕運機のようにハンドルを持って後ろからついて行くだけです。さらに、私が気に入っているのは刈った草をその場で粉々に細断してくれることです。このため、刈り取って集草し、その草をさらに細断する作業から解放されます。今年の夏は、効率よく草刈りでき助かりそうです。
上丸はチョーク,下丸はフロート室 ガソリンコックとフィルター
このおんぼろハンマーナイフモアをチェックしてみました。とても古い機種ですが、全体が再塗装されているため、遠目に見ると新品のように見えます。しかし、エンジンを見ると、古い機種であることがすぐ分かります。キャブレターのチョークやフロート室は懐かしい形式です。今のものは華奢で小さいですが、この機種は大きく頑丈そうです。ハンマーナイフモアで一番大切な刃を調べてみました。すると、だいぶ摩耗して刃が丸くなっていました。しかし、片側の刃が摩耗していないことを見ると、刃を逆転交換しなかったようです。いつか、左右の刃を逆に取り付け直そうと思います。
刃の角が丸く摩耗。左右の刃を逆に取り付ければ刃が生き返る
続いてキルスイッチを見ると、とても古い懐かしい形式の防水スイッチです。このようなスイッチ、数十年見たことがありません。一通り点検を済まれせると、エンジンをかけてみました。ガソリンを入れて,ガソリンコックをひねって,チョークを入れて,始動ローブを引っ張ると一発でエンジンがかかりました。エンジンは快調そのものです。よかった!そこで、雑草だらけの畑で試運転してみることにしました。その畑に入るには深い窪みがあります。その窪みを乗り越えるための板を2枚作って一緒に持っていきました。
古い形式のキルスイッチ 窪みを乗り越える板、2枚
15分位のろのろとハンマーナイフモアを移動させて、雑草だらけの空き地に着きました。夏の雑草と違って枯れていました。その枯れた雑草を試しに刈り取ってみると、予想したとおり楽に雑草を刈り取り、粉々にしてくれました。ただ、乾燥して固くなった雑草の茎だけは細かくなりませんでした。また、一度に大量の草が入ると、負荷がかかり過ぎてエンジンが止まることがありました。今回は試運転でしたが、安値にもかかわらず満足できるものでした。今回、畑の1/4程度を除草しました。次回は、すべての草を刈り取ってみようと思います。
右側は試運転で刈り取った雑草、まあまあ綺麗に細断される
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