東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

遅れに遅れた、春ジャガイモの収穫

2019年09月04日 | 野菜:芋類

 3月に種芋を植え付けたジャガイモ、畝半分は予定通り7月までに収穫しました。しかし、残り半分の収穫が遅れに遅れてしまいました。9月になった今日、やっと残りのジャガイモを収穫しました。収穫がこれほど遅れたのは初めてです。さらに、忙しくて秋ジャガイモの植え付けができなかったことも初めてです。何かの仕事かボランティアを減らさないとスムーズに農作業ができません。この春に観光協会の理事を退任しましたが、その位では農作業時間の確保には役に立ちませんでした。根本的に困っているのは、亡き父親が増やし続けた山や農地です。昔は土地の面積と豊かさが比例してしていました。しかし、今やお荷物です。草刈りだけでも大変です。困ったことに、何の価値も生まないのに税金だけは払い続けなければなりません。今や負債です。

            残り半分のジャガイモを掘りあげる


 畝にフォークを突き立てて、ジャガイモを掘り起こします。まだまだ暑い季節のため、汗が額を流れて顎から滴のように落ちていきます。その汗の臭いに誘われるのでしょうか、それとも吐く息に誘われるのでしょうか、蚊の大群が襲ってきます。その蚊を見ていると、手首や首筋などの露出した箇所を狙っているようです。あるいは、シャツの上にとまって布の上から血を吸います。今の季節の蚊を、この地方?では「9月の落ち蚊」と呼びます。「落ち武者」に例えた諺なのでしょう。叩いても叩いても、しつこく襲ってきます。

 顔を出したジャガイモ  ジャガイモを掘り出す    収穫したジャガイモ
  

 ジャガイモを全て掘り出すと、それらを手箕に集めます。そして、水道の蛇口まで持って行き、ジャガイモの泥を洗い落としました。次に、そのジャガイモを軽く干しました。ただし、日に当てると緑化するため、ジャガイモの表面が乾くとすぐに室内に入れました。フォークが刺さって傷ついたジャガイモは腐りやすいため、早いうちに食べようと思います。ところで、園芸店には売れ残ったたくさんの秋ジャガイモが置いてあります。今植えれば、小さなジャガイモばかりでしょうが晩秋に収穫できるかも知れません。明日、その秋ジャガイモを購入して試しに植えてみようかと思っています。さてどうなるでしょうか。

   掘り上げたジャガイモを洗う     洗ったばかりのジャガイモを干す
 


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