東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

紅花の花弁、収穫期に入る

2023年06月29日 | 花,野草

 秋に種まきをした紅花がいっせいに咲き始めました。梅雨時の今、早く花弁を収穫しなければなりません。紅花の花弁には二色の自然染料が入っています。一色目は黄色です。二色目は紅です。このうち、黄色は水に溶けてしまいます。そのため、梅雨の雨で流れ去ってしまうのです。その後、黄色の染料が流れ去った花弁は紅色になります。

           一斉に咲き始めた紅花、急いで花弁を収穫


 ちなみに、紅花は紅色の方が貴重のようです。そのため、昔は紅花の黄色の染料を抜いて、団子のようにして乾燥して売っていたそうです。紅花は東北地方が主産地で紅花団子にして都に持って行ったそうです。

    咲いたばかりの紅花        雨に当たって黄色が抜けた紅花
 


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