東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小さなクルミ籠を製作(2/2)

2024年11月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 正方形の板に押し付けるようにクルミ平紐を平織りした後、板から上に立ち上げました。今回作ったクルミの皮はやや厚手です。そのため、立ち上げてもすぐに元通りにだらんとなります。そのため、押しピンを刺して立ち上げ姿勢が変わらないようにしました。
 立ち上げた後もクルミの皮を上に向かって編んでいきました。籠の縁をクルミの皮で囲んだ後、立ち上げた皮を向かい合わせに曲げました。そして、薄く白い色のクルミの皮をぐるぐると縁に沿って巻き付けました。もっと多めにぐるぐる巻き付ければ良かったかなと思います。と思いつつなんとか完成。

           お菓子入れに使えそうな小さなクルミ籠


 今後、大きめの籠,ポシェット,カバンなどをクルミの皮で作ってみようと思います。ポシェットにするための型板を作っているためそれを利用しようと思います。表が白色裏が茶色の薄めのクルミの皮を使おうと思います。表と裏の色が違うあじろ網にすれば面白い模様になりそうです。クルミ以外の楮,イヌビワ,そしてアカメガシワ,タケノコなどの皮を使ってみるのも面白いと思います。・・・・ほぼろを作る合間にクルミ細工をしようと思います。

 縁を巻く皮を切り出す    籠の縁取りをする    ぐるぐる縁を巻く
  

 クルミの皮を加工しやすくするために事前に水に浸しておきます。数時間ならばいいのですが、忙しかったりすると、うっかり忘れて一日浸したままにしておくことがあります。水に浸し過ぎると皮がふやけ過ぎて傷みます。そうなると編んでいると皮の繊維がぼろぼろになることがあります。水に浸けるのをなるべく短くした方が良いです。浸さなくても霧吹きで水を吹きかけるだけでも良さそうです。皮の扱いがまだ初心者の私です。

  椅子に座ってのんびりクルミ細工      クリップを取れば完成
 


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