すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

近所の桜が咲く日

2006年06月11日 | 教育ノート
5年生の朝の会に入ったときに感じたことを書いてみた。
cosmos eyesと名づけた最初の文である。


 5年生の朝の会で、「注目のニュース」というコーナーがあります。日直になった子が新聞等から自分の「注目」した記事などを切り取り、みんなに紹介するものでした。その日の日直は、Mくん。持ってきた記事は「ハーブ通り」と題された桜並木の写真でした.

 記事を一通り読んだ後、聞いている5年生からいろいろと質問があり、それに答えていく形になっていました。Mくんは見事な桜の写真に目を奪われたのでしょう。「学校の桜もはやく咲くといいな、と思いました」というようなことを話していました。

 その後、由利本荘市の記事でしたので「『ハーブ通り』と名づけられたのは、おそらく近くにハーブワールドという施設があるからだろう」などと付け加えて話してから、
「秋田県では、いったいどこが一番早く、さくらが咲くのだろう」
と問いかけてみました。天気予報のように、沿岸北部、沿岸南部、内陸北部、内陸南部と分けて選ばせたのですが、沿岸北部に半分手が挙がったりして、意外と子どもたちには縁遠い話題だなと感じました

 知識として「桜前線」が身につくのはもう少し先かもしれませんが、自分たちの住む町ではどこの桜が一番はやく開くのか、これには注目できる子になってほしいものです。
「近所の桜が咲くのはだいたい何月何日頃だ」
「今年は少し遅いんじゃない」
「あそこの木が咲いて何日経てば、ここの木だ」
といった会話の中で、子どもたちに蓄えられていく季節感や自然に対するまなざし。
 こうした感覚は、テレビはけして教えてくれないでしょうから…。(4/27)