脳力を鍛える方法があるとすれば、子どもが「時間軸」と「空間軸」でものを考える習慣をつけられるように、大人が目配りしていくことではないでしょうか。
教育雑誌に載っていた寺島実郎氏のインタビュー記事の中にある言葉である。
脳力を『物事の本質を考え抜く力』と定義している寺島氏は、その力を高めるためには、歴史認識という意味の「時間軸」、そして文化や文明の多面性という「空間軸」の必要性を説く。
しかし、もう少し基本的につまり低学年あたりを対象に育てようとするときも、「時間軸・空間軸」という考え方は必要ではないかと、考えた。
今朝あなたは何をしたか。昨日なんと言ったか。1ヵ月前のあの出来事を振り返ってみよう…といったこと、
学校の中の場所の名前を覚える、出かけた町で見たことを書く、家へ訪ねてきた親類の話を聞く…といったこと。
厳密に時間、空間という区分けができないこともあるだろうが、あえて軸を設定して意識して軸を行き来させること。それはとても教育的なアプローチに思える。
その子が得意なこと、苦手なこともそういう視点でみれば、また新たな展開になるのかもしれない。
どの軸上で子どもたちに問うているのか、座標のどの位置で指示しているのか、といったことの意識を積み重ねることは、もしかしたら自分自身の脳力を高める方法でもあるか。
教育雑誌に載っていた寺島実郎氏のインタビュー記事の中にある言葉である。
脳力を『物事の本質を考え抜く力』と定義している寺島氏は、その力を高めるためには、歴史認識という意味の「時間軸」、そして文化や文明の多面性という「空間軸」の必要性を説く。
しかし、もう少し基本的につまり低学年あたりを対象に育てようとするときも、「時間軸・空間軸」という考え方は必要ではないかと、考えた。
今朝あなたは何をしたか。昨日なんと言ったか。1ヵ月前のあの出来事を振り返ってみよう…といったこと、
学校の中の場所の名前を覚える、出かけた町で見たことを書く、家へ訪ねてきた親類の話を聞く…といったこと。
厳密に時間、空間という区分けができないこともあるだろうが、あえて軸を設定して意識して軸を行き来させること。それはとても教育的なアプローチに思える。
その子が得意なこと、苦手なこともそういう視点でみれば、また新たな展開になるのかもしれない。
どの軸上で子どもたちに問うているのか、座標のどの位置で指示しているのか、といったことの意識を積み重ねることは、もしかしたら自分自身の脳力を高める方法でもあるか。