すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

ヘンな現場人でも進みます

2010年06月06日 | 雑記帳
 小学館も、なかなか洒落た?特集をしたものである。

 『総合教育技術』の6月号が「ここがヘンだよ!学校現場」ということで、人事・組織や予算、会議、お仕事、先生などを取り上げている。

 ずっと昔から「学校の常識は、世間の非常識」という言葉があったはずだし、それこそ「先生様」の時代から教師の持つ弱さや危うさを感じていた人は多いはずだ。

 私が教師に成り立ての頃、農業をしている叔父にこう言われたことを今でも覚えている。
 「学校の先生は子どもとばかり付き合っているから、大人になりきれないところがある。」
 そんなふうな見方は確かにあったろう。
 「退職した学校の先生は使いものにならない」などと、つい最近まで言われていたような気がする。(今もそうなのかも?)

 従って、学校がヘンな組織であること、ヘンな人の集合であることはもはや自明であって、何を今さらと思うが、それを全国的に結構シェアのある雑誌で取り上げるのは、なかなか画期的かもしれない。

 しかし、いったいそれをどう読めばいいものか。

 週刊誌的に「アハハ凄い先生がいるもんだね」とか「なっちゃいないね、その会議の仕方は」と思って、自分の方が少しマシかななどと考えるものか。それとも「所詮、学校とはそんなところです」といった自虐的な心持を楽しむ?ものか。

 もちろん、「改善への提言」も構成されており、それなりに現状打破に向けた内容とは言えるのだが、「なぜ、ヘンなのか」という掘り下げが弱いように思った。肝心なところをつけ!と小さく言ってみたいが、それが大きくならないのもまた学校のヘンなところ。

 そのヘンなところを認めつつ、俯瞰しつつ、定点としての学校として(参考までに下記)進んでいくのであります。
 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/b5a94f6a2286ea367a7188cc0da2d7ed