すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

10曲目、その驚愕の事実

2010年06月01日 | 雑記帳
 森山直太郎が5,6年前に出した『新たなる香辛料を求めて』というアルバムがある。
 買った当時、結構気に入っていて、よく聴いていた。

 特に後半部(今見てみると、8~10曲)の流れがいい。
 歌い上げる「生きとし生ける物へ」から、語りのみの「革命前夜~ブラックジャックに興じる勇者たち」、そしてアップテンポの10曲目へ流れていく。
 この曲が特にお気に入りで、多人数バックコーラスの繰り返すフレーズがなんとも格好いい。
 
 ♪Magazine say ♪
 
 ♪マガジン セイ♪…うーん、なるほど「雑誌は語る」か。前の曲が何か自意識過剰の引きこもりのような語りなので、次に世間一般の考え、世の中の雑然さを強く出しているんだなあと…勝手に独自の解釈をしていたのだが。

 もっぱら通勤途上の車の中で聴くわけで、歌詞やクレジットなどに目を通す習慣が私にはほとんどない。
 先週土曜日に県都で会議があるため出かけることになり、車のCDを何枚か入れ替えるかと思い、何気なく目にしたとき、驚愕!の事実に気がつく。

 その10曲目のタイトルはこうだ。

 今が人生

 えっ「今が人生…いまがじんせい…イマガジンセイ…イ、マガジン セイ…」

 そういえば、「マ」の前に、「ィ」なのか「ゥ」なのか少し軽めの音が入っていたが。冠詞の類かしらなどと訳の分からん、知識全くゼロの解釈をしていた。

 走り始めた車の中で、10曲目が語りだす。
 その軽快なバックコーラスは、確かににこう唄う。

 ♪今が人生♪
 
 そんな思い込みだらけで世の中のことも見聞きしているかもしれないなあと思う、六月の始まりでした。♪今が人生♪