すぷりんぐぶろぐ

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修学旅行の謎

2010年06月20日 | 雑記帳
 昨年に続いて修学旅行の引率である。

 行き先、時期は同じであるが、コースや宿泊地は違う。
 いつもながらの風景と、そうではない個別の風景があるわけだが、気になること、驚いたことなど少し書き留めておきたい。

 まず小学生の修学旅行にも、事前のお土産発注が出てきたことに少しびっくりした。
 中学校でそういうことがあることを聞いたときも「時代だなあ」と感じたが、とうとうと言うべきか。これは少し考えてみるべきことだと思う。

 本校でも「木刀禁止令」なるものが出て、一部の男子?から不満が出たわけだが、そのこと自体もどうかとは思いながら、結局子どもたちの様子をみると、何かしら代替はあるものだ。
 今回は、(武将が描かれてあるような)扇子と(伊達政宗をイメージしたのか)眼帯だったように思う。
 それにしても、静まりかえった宿舎の夜の廊下で、黒い眼帯をして歩くのだけは止めてくれ。

 行程やグループ活動のあり方などについても考えさせられることはあった。ねらいや計画の妥当性というより、子どもたちの現実とどう照らし合わせるか、抜本的な見直しを行う時期に来ているのかもしれない。

 さて、今のところのハイライトは結局最後の遊園地となるわけだが、十数回は来ているうちの最高の混みようだった。
 入口前の案内板に書かれた団体名(そのほとんどは小学校)はなんと56。
 凄いなあ、と思って「秋田はわずか三校だけだなあ、他は岩手か山形だろうか…」などと学校名を眺めていたら、そこに奇妙な校名が。

 本宮まなみ小学校
 
 こ、これは何だ?ユニークすぎる。
 「本宮小学校」なら普通。
 「まなみ小学校」…ひらがな表記がどうかと思うが、十分あり得る。
 しかし「本宮まなみ小学校」とは…。

 あきらかに女性名ではないか。もしかしたら、女の子だけの入れる学校か。
 イメージとしては「本上まなみ」か。気品がある。だとしたら素晴らしい。
 いや「本宮ひろ志」だったら、どうする。いつも校庭で決闘をしているのではないか。
 折衷としての「本宮まなみ」か。えっ?

 謎の学校に入っている小学生が、この遊園地内にいると思うと楽しい気がした。