すぷりんぐぶろぐ

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どっちもどっちと言えません

2011年09月10日 | 雑記帳
 「席書って、『せきがき』か『せきしょ』か?」
と知人から電話があった。

 「えっ、それは『せきがき』だろ。あれっ、この前賞状を渡すときは『せきしょ』って言ったなあ」
と、とたんに自信がなくなった。
 
 辞書には「せきがき」と載っているらしい。
 
 口から出まかせに、こんなことを言う。
 「ふつうは『せきがき』で、例えば「全県席書大会」なんて熟語が続くときなど、『せきしょ』という言い方になるかもしれないなあ」

 電話を切ってから、気になって改めて調べると
 http://www.weblio.jp/content/%E5%B8%AD%E6%9B%B8%E3%81%8D

 「席書き」と「席書」という表記の問題もあろうし、意味として「せきしょ」という言葉があるのだから、読んでも差し支えない、という結論なのだろうか。
 
 ふと、問題は「席」かと調べてみたが、これは「会合」といった意味でとらえるべき以上のことはないようだ。
 読み分けるとすれば…そこに理由はあるのだろうか。


 さて、もう一つ最近考えたことがある。

 明日は日曜だが参観日になっていて、親子レクリェーションとしてドッジボールをするそうである。
 何気なく「ドッジボールって、昔はドッヂボールと書いていたよなあ」と思い浮かんだ。

 これは、どちらでもいいだろうか。
 ドッジボールは、dodge ballで、確か「よける」という意味で、「避球」と漢字でかくことは、以前務めていた学校でクイズとしてやったことがあるので知っていた。
 
 改めてwikiで調べると
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB

 とある。
 ここにも二つのカタカナ表記がでているので、やはりどちらでもいいんだ、dの表記があるしこれは「ダ行」の方が相応しいのかもしれない。
 ネット上でもいろいろ書かれてあるが、「ドッジ」優勢とはいえ「ドッヂ」もしぶとく生き残っているではないか。
 
…などと考えていたら…それは学校に勤めていて表記を教える者としては、無知なのでした。

 我等が文科省に「外来語の表記」という答申があるではありませんか。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19910207001/t19910207001.html

 これは、どっちもどっちとは言えません。