すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

ミヤケンさん、大目に見てください

2011年09月07日 | 教育ノート
 相談があったので、6年生の『やまなし』の授業を手伝うことにした。

 いくつかのプランを提示し、二人の学級担任の意向を尊重した計画で進めている。しかし、昔堅気?の教師にとっては時間配当があまりに少なく、そうした不満を内に抱えたままのスタートとなり…。

 一時間目は1組、2組合同で行った。
 読みのめあてを確かめ、通し読み、感想とごく普通のパターンで初め、二時間目から学級毎に4時間かけて読みとることになる。
 二時間目以降は、どちらにもT2という形で入りながら子どもの様子を見ているが、やはり難教材というか、歯応えがありかぎるというか…。

 そこで、子どもたち向けに、学習のまとめや手引き、補助的な働きをするミニ通信を出したらどうかと考えた。
 『やまなし』のあとには伝記的な資料を「はがき新聞」という形でまとめたいと考えているので、それに似せた形式で提示するのも一興だろう。
 我ながらグッドアイデアと自分を誉めてから、まずはタイトルと、つけた通信名がこれである。

 ミヤケンタイムズ

 えっ、あの宮沢賢治がミヤケンか、と内なる自分が「あまりではないか」と囁く気もするが、「いいじゃないかフレンドリーで」ともう一人が押し切り、ついに衝撃!の発刊となった。

 はがき新聞を意識しているので、B6版というサイズ、さらにカットも入れるので、実質400字程度の分量である。それでも記事を2~3配置して、なんとか子どもたちの目に留まるよう願っている。

 本日、3号発行。今までのタイトルを列記しておく。

(1号)・「やまなし」の学習がスタート!
    ・「幻灯」
    ・「やまなし」…ここが○○だ!
(2号)・とにかく「音読」です
    ・クラムボンっていったい何だ?
    ・造語の天才!
(3号)・かにはかにでも…
    ・どんな時も5W1H

 いやあ、それにしても、もう後戻りできない「ミヤケン」という命名。これでは、月末に記念館や童話村を訪問したとき、賢治に叱られるかもしれない。
 もっと格調高くあるべきだったか。

 例えば「大日本宮沢賢治新聞」
 例えば「修羅への道」
 例えば「デクノボーと呼ばれたい」
 例えば「賢さんといっしょにお茶しませんか」
 例えば「全開ボーイ」

 いいかげんにしろ、である。