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談志、逝く

2011年11月24日 | 雑記帳
 昨日の夕方のテレビニュースは、一斉に立川談志の逝去を報じていた。

 一度も生で観たときはない。しかしとにかく抜群の存在感である。それを世の人たちも認めているからこそ、トップニュースとなる。

 私にとって最初のイメージは「笑点」でしかなかったが、最近は志の輔、談春の師匠であり、お気に入りの彼らを作りあげた張本人とも言えるだろうなあと思う。

 今年の冬に『人生、成り行き~談志一代記~』の感想を三日にわたってこのブログに記した。

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/f92753a3565c6d33babd105cda0b9c3b

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/ecf7432059d4708679028aadf637cec3

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/fe7500055b86b280a94a434fb7c5a0e1

 ただそれだけでなく、折にふれて「談志」の名前を出しているようで、少し調べてみた。

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/033c3e216f5bfec89dcb165209c7dbc9

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/c11246f8a606ba4a92c70661c8374d53

 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/d1fa6555d7fd2d4f0e6cef45c9649381

 他にも『赤めだか』やBSドキュメンタリーのことなども当然あるし、まだいくつか書いているはずだ。

 一代記を改めてちょっぴりめくってみると、その語り口、声がよみがえってくるような気がする。
 最後の章で、志の輔が「二十五年たっても天狗にしてもらえない」と、嘆きながら感謝する。
 それに対する談志の返答は、次の一言だ。

 「そいつはすまなかった」

 今、弟子たちの慟哭に対しては、どう応えるだろうか。

 「そいつあ、すまなかったなあ」だろうか、「てやんでぃ、おめえら、勝手に大きくなりやがれぇ」だろうか。

 それにしても洒落た戒名をつけたものである。最後まで笑わせてくれた。
 http://www.j-cast.com/2011/11/24114041.html
 合掌。