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煌言23~周辺に存在する事象を拾う

2016年02月04日 | 読書
☆問題解決とは、その事象について、応用が利くことであり、他人に説明できる程度ではない。
 このように、問題解決に至るには、その課題の周辺に存在する事象について解釈レベルの認知が必要で、ひとつの課題だけを問題解決のレベルまで深めることは難しいように思われる。

 横山浩之『診察室でする治療・教育』(明治図書)


 ブルームの教育目標の分類において、認知領域の段階は「想起」→「解釈」→「問題解決」と進む。
 情報の解釈だけでは問題解決とは言えないことは、ごく普通にわかる。
 また特定の限定された課題を解決したからといって、問題解決の能力がついたとは言い切れない。
 これは教科等の学習であっても、生活上の諸事象でも同じことだろう。

 課題解決のために、複数の「周辺に存在する事象」について明確に認知し、解釈することで全体的にじわりと力がついていくのではないか。
 まず、課題に関わる「周辺に存在する事象」を拾い出してみよ。