すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

細かい雪が降り積む朝に

2016年02月25日 | 雑記帳
 朝の集団登校の様子を見ていたら、真っ先に来た班の中ほどにいる女の子が、道路端の雪を少し蹴りあげていた。雪国では別に珍しいシーンではないが、目に留まったのは何故かというと、この冬そんな風景を見たのが初めてだっただろうか。2月も末に近づいたこの時期に、ああそうだったと感じることは結構多い。


 今朝は未明から降りだしたのだろうか、10cmほどの積雪。しかし自宅で車庫に入る時に気づいたのだが、実にさらさらしている。「砂糖のようだ」とありきたりのことを口にしたほどである。この冬は本当に湿気の強い雪が多い日が続いた。風雪が少ないだけ楽ではあったが、雪の重みは例年よりずっとある気がした。


 だからこそ、子どもたちが無邪気に道路脇の雪を蹴り上げていることが、珍しく感じたのだろう。雪との接し方を拡大解釈すれば、人間は結局自然がやさしくしてくれる(合わせてくれる)のを待っている存在でしかない。翻って人間の世界。自分たちで決め、実行してきたことなのに、そのことに常に縛られ続ける。


 今週は外部の役員等の会が2つ。いずれも長い間関わりを持った組織である。会員減や学校統合でそれらも変革期が訪れていることは確かだ。制約の多さゆえ前例踏襲としたくなるが、もはやそれでは立ち行かなくなる。振り返ると、ずっとそんな彼是に手を染めて様々動き回ってきた。それももうすぐ手を離れる。