すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

五月晴の空に問ふ

2018年05月23日 | 雑記帳
 先週末の大雨から一転、ここ数日は五月らしい好天気が続いている。田植え作業も始まり、その光景が青空の下で鮮やかに映えている。一昨年のこの時期に、旅行から真夜中に帰宅した時、近所の田圃でライトをつけながら植え付けていて驚いたことがあった。お天道様が見守ってくれる一番の仕事だった気がするのに。


 日曜は父の命日。実家に顔を出し、兄を誘って町内で月1回の「そば会」(茅ぶき山荘・格山)へ。その後、思い立って近くのカフェ「阿専」を訪ねることにした。足を踏み入れたその地区も田植え作業の真っ最中。店は残念ながら開いていなかったが、表札にはまだ懐かしい名前が…。Kさんが亡くなりもう13年か。



 ワラビ、タケノコと素人山菜採りには嬉しいシーズンだ。今年ももう数回それなりの恵みをいただいた。私はいわゆる里山のみだが、何年か続けていて気付くことは、山の荒れだ。だんだんと人が入らなくなっているからか。反面、熊騒動とは別に立ち入り禁止の立て札も目立つ。不寛容な空気が山際にも漂ってきた。


 天気に誘われ久々にペンキ塗りを実行。こうした作業は嫌いではないが、後からこうすれば良かったと思うことがしばしばある。そうして慣れてスムーズに運ぶ頃に終了するのが常だ。何が必要で、どういう順番が無駄ないか…しかし再びやる時は忘れているだろう。決定的な失敗でもしない限り、結局懲りない奴だ。


 作業を終えTV視聴。例のアメフト事件で、加害者である学生の記者会見が生中継されていたので見入った。その落ち着いた返答ぶりに感心し、悪い行為に違いないが、この若者の人間性を歪めてはならないと思う。競技の本質を不条理な勝負事と混同する輩はどこにもいるし、誰しも可能性を持つ。自らの心を問え!