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平成19年労働保険徴収法<労災>問10―A「労災保険関係成立票」

2008-03-09 08:05:26 | 過去問データベース
今回は、平成19年労働保険徴収法<労災>問10―A「労災保険関係成立票」
です。

☆☆==============================================================☆☆

労災保険に係る労働保険の保険関係が成立しているすべての事業の事業主は、
労災保険関係成立票を見易い場所に掲げなければならない。

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労災保険関係成立票の掲示に関する問題です。
よく出るというほどではありませんが、ときどき出題されています。

次の問題を見てください。

☆☆==============================================================☆☆

【 12-労災9-D 】

労災保険に係る保険関係が成立している事業のうち建設の事業に係る事業主は、
労災保険関係成立票を見易い場所に掲げなければならない。


【 5-労災8-C 】

労働保険に係る保険関係が成立している建設業の事業主は、「労働保険関係
成立票」を見易い場所に掲げなければならない。

☆☆==============================================================☆☆

【 19-労災10-A 】では、すべての事業の事業主について、掲示義務が
あるとしています。
これに対して、【 12-労災9-D 】と【 5-労災8-C 】では、建設の
事業に限定しています。

そうですね、すべての事業主に掲示義務があるわけではありません。
建設の事業にだけ限定して掲示を義務付けています。

事業の性格上、有期事業の一括の対象となったり、請負事業の一括が
行われたりなど、保険関係の成立の状況が不明確になりやすいので、
明確にするため、掲示義務を設けています。

ということで、【 19-労災10-A 】は誤りです。

では、【 12-労災9-D 】と【 5-労災8-C 】は、どちらも正しい
のでしょうか?

【 12-労災9-D 】は正しい内容です。
【 5-労災8-C 】ですが、文章をよく読むと「労働保険関係成立票」
となっています。
「労働保険」というと、労災保険と雇用保険の総称です。
雇用保険の保険関係には、「保険関係成立票」の掲示については、規定されて
いません。
掲示義務があるのは、「労災保険」の保険関係だけです。

ですので、【 5-労災8-C 】は誤りです。

文章を落ち着いて読まないと、このような箇所、基本であるにもかかわらず、
落としてしまうなんてことになりかねません。

問題文は、落ち着いて、しっかりと読むようにしましょう。
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労働保険徴収法<労災>7-8-E

2008-03-09 08:01:57 | 今日の過去問
今日の過去問は「労働保険徴収法<労災>7-8-E」です。

【 問 題 】

農業協同組合に労働保険関係事務の処理を委託している農業関係特別加入者
が農業関係特別加入から脱退したときには、当該委託者が使用する労働者に
ついても、当該脱退した日の翌日に保険関係が消滅する。
                        
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【 解 説 】

事業主が農業関係特別加入から脱退したとしても、引き続き労働者が使用されて
いるのであれば、労働者に係る保険関係は消滅しません。

 誤り。 
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