今回の白書対策は、「社会保障の基本的考え方」に関する記載です
(平成22年版厚生労働白書P163)。
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国民生活は国民一人一人が自らの責任と努力によって営むこと(「自助」)が
基本であるが、往々にして、病気やけが、老齢や障害、失業などにより、自分の
努力だけでは解決できず、自立した生活を維持できない場合も生じてくる。
このように個人の責任や自助努力のみでは対応できないリスクに対して、国民が
相互に連帯して支え合うことによって安心した生活を保障することが「共助」
であり、年金、医療保険、介護保険、雇用保険などの社会保険制度は、基本的に
この共助を体現した制度である。
さらに、自助や共助によってもなお生活に困窮する場合などもある。
このような自助や共助によっても対応できない困窮などの状況に対し、所得や
生活水準・家庭状況などの受給要件を定めた上で必要な生活保障を行うのが
「公助」であり、公的扶助(生活保護)や社会福祉などがこれに当たる。
このように我が国の社会保障は、個人の責任や自助努力のみでは対応できない
リスクに対して、相互に連帯して支え合うことにより安心した生活を保障したり、
自助や共助では対応できない場合には必要な生活保障を行うものである。
これにより社会保障は「一人一人が、生涯にわたり、家庭・職場・地域等に
おいて持てる力を十分に発揮し、共に支え合いながら、希望を持ち、健やかに
安心して暮らすことができる社会の構築・持続」という目標の実現を目指している。
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「自助」「共助」「公助」
平成20年度版厚生労働白書で、かなり詳しく記載があった言葉です。
それが、平成22年度版にも記載されたところでして、
それぞれの意味は、
自助:国民一人一人が自らの責任と努力によって国民生活を営むこと
共助:国民が相互に連帯して支え合うことによって安心した生活を保障すること
公助:自助や共助によっても対応できない困窮などの状況に対し、所得や生活
水準・家庭状況などの受給要件を定めた上で必要な生活保障を行うこと
としていますが、こういう言葉、選択式で出題されると、なかなか埋める
ことができないのではないでしょうか。
平成8年の記述式では、老人保健法(現在の高齢者医療確保法)の基本的
理念が出題され、空欄の1つが「自助」でした。
平成13年の選択式は、社会保障に関する出題でしたが、空欄の1つが
「公的扶助」でした。
さらに、平成15年と16年の選択式では、生活保護に関する出題が行われて
います。
このような出題傾向を考えると、
自助、共助、公助という言葉、どういう意味なのかってことは、知っておく
必要がありますね。
意味を知らないと、もし選択式で空欄となっていたら、埋めることできません
から。
(平成22年版厚生労働白書P163)。
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国民生活は国民一人一人が自らの責任と努力によって営むこと(「自助」)が
基本であるが、往々にして、病気やけが、老齢や障害、失業などにより、自分の
努力だけでは解決できず、自立した生活を維持できない場合も生じてくる。
このように個人の責任や自助努力のみでは対応できないリスクに対して、国民が
相互に連帯して支え合うことによって安心した生活を保障することが「共助」
であり、年金、医療保険、介護保険、雇用保険などの社会保険制度は、基本的に
この共助を体現した制度である。
さらに、自助や共助によってもなお生活に困窮する場合などもある。
このような自助や共助によっても対応できない困窮などの状況に対し、所得や
生活水準・家庭状況などの受給要件を定めた上で必要な生活保障を行うのが
「公助」であり、公的扶助(生活保護)や社会福祉などがこれに当たる。
このように我が国の社会保障は、個人の責任や自助努力のみでは対応できない
リスクに対して、相互に連帯して支え合うことにより安心した生活を保障したり、
自助や共助では対応できない場合には必要な生活保障を行うものである。
これにより社会保障は「一人一人が、生涯にわたり、家庭・職場・地域等に
おいて持てる力を十分に発揮し、共に支え合いながら、希望を持ち、健やかに
安心して暮らすことができる社会の構築・持続」という目標の実現を目指している。
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「自助」「共助」「公助」
平成20年度版厚生労働白書で、かなり詳しく記載があった言葉です。
それが、平成22年度版にも記載されたところでして、
それぞれの意味は、
自助:国民一人一人が自らの責任と努力によって国民生活を営むこと
共助:国民が相互に連帯して支え合うことによって安心した生活を保障すること
公助:自助や共助によっても対応できない困窮などの状況に対し、所得や生活
水準・家庭状況などの受給要件を定めた上で必要な生活保障を行うこと
としていますが、こういう言葉、選択式で出題されると、なかなか埋める
ことができないのではないでしょうか。
平成8年の記述式では、老人保健法(現在の高齢者医療確保法)の基本的
理念が出題され、空欄の1つが「自助」でした。
平成13年の選択式は、社会保障に関する出題でしたが、空欄の1つが
「公的扶助」でした。
さらに、平成15年と16年の選択式では、生活保護に関する出題が行われて
います。
このような出題傾向を考えると、
自助、共助、公助という言葉、どういう意味なのかってことは、知っておく
必要がありますね。
意味を知らないと、もし選択式で空欄となっていたら、埋めることできません
から。