今回の白書対策は、「医療保険制度の機能強化」に関する記載です(平成24年版
厚生労働白書P362)。
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1961(昭和36)年に国民皆保険を達成して以来、社会保険方式の下、全ての
国民が職業・地域に応じて健康保険や国民健康保険といった公的医療保険制度
に加入することとなっている。そして、病気等の際には、保険証1枚で一定の
自己負担により必要な医療サービスを受けることができる制度を採用すること
により、誰もが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し、世界
最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。
一方、国民皆保険達成から半世紀を超え、少子高齢化の進展、非正規雇用の
増加など雇用基盤の変化、医療の高度化等、医療を取り巻く環境は大きく変化
している。
今後とも必要な医療を確保しつつ、これらの社会経済情勢の変化に対応できる
よう、効率化・重点化に取り組みつつ、医療保険制度の機能強化を図っていく
ことが必要となっている。
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「医療保険制度の機能強化」に関する記載です。
白書に、「1961(昭和36)年に国民皆保険を達成」という記載がありますが、
この国民皆保険に関しては、過去に何度も出題されています。
たとえば、
【 19-社一7-B】で、
戦前の昭和13年に制定された国民健康保険法は、戦後の昭和33年に全面
改正され、翌年1月から施行されたが、国民皆保険体制が実現したのは昭和
36年4月である。
という正しい出題があります。
それと、白書に、
「世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた」
という記載があります。
白書には、この記載、度々あるのですが、
この部分については、試験でも出題されています。
【17-社一-選択】
我が国の医療制度は、すべての国民が国民健康保険などの公的医療保険
制度に加入して、いつでも必要な医療を受けることができる( A )
制度を採用している。こうした仕組みは、経済成長に伴う生活環境や
栄養水準の向上などとも相まって、世界最高水準の( B )や高い
保健医療水準を実現する上で大きく貢献してきた。
答えは、「国民皆保険」と「平均寿命」ですが、
このように、選択式の空欄にしやすいキーワードを含んだ文章って、
出題しやすいんですよね。
そこで、白書には、
市町村が行う国民健康保険(市町村国保)は、健康保険など他の保険に加入
していない方々が加入している医療保険で、市町村が運営している。この
制度があることで、国民誰もが公的医療保険に加入する「国民皆保険」を
実現している。
市町村国保は、国民皆保険の基礎として重要な役割を果たしているが、近年
の産業構造と就業構造の変化や高齢化の進展に伴い、市町村国保の加入者の
うち、自営業や農林水産業の者が大幅に減少し、非正規労働者や無職といった
低所得の者や、高齢で医療の必要が高い者が多く加入している現状にある。
また、加入者が少なく財政運営が不安定となる市町村があるとともに、
市町村ごとの保険料に大きな差があるといった問題が生まれている。
という記載もあります。
この記載にも、「国民皆保険」という言葉がありますが、
前記の文章では「少子高齢化の進展」という言葉があり、
こちらでは、「高齢化の進展」という言葉があります。
このような箇所も、空欄にされやすいので、
読むときは、ちょっと意識をしておきましょう。
厚生労働白書P362)。
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1961(昭和36)年に国民皆保険を達成して以来、社会保険方式の下、全ての
国民が職業・地域に応じて健康保険や国民健康保険といった公的医療保険制度
に加入することとなっている。そして、病気等の際には、保険証1枚で一定の
自己負担により必要な医療サービスを受けることができる制度を採用すること
により、誰もが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し、世界
最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。
一方、国民皆保険達成から半世紀を超え、少子高齢化の進展、非正規雇用の
増加など雇用基盤の変化、医療の高度化等、医療を取り巻く環境は大きく変化
している。
今後とも必要な医療を確保しつつ、これらの社会経済情勢の変化に対応できる
よう、効率化・重点化に取り組みつつ、医療保険制度の機能強化を図っていく
ことが必要となっている。
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「医療保険制度の機能強化」に関する記載です。
白書に、「1961(昭和36)年に国民皆保険を達成」という記載がありますが、
この国民皆保険に関しては、過去に何度も出題されています。
たとえば、
【 19-社一7-B】で、
戦前の昭和13年に制定された国民健康保険法は、戦後の昭和33年に全面
改正され、翌年1月から施行されたが、国民皆保険体制が実現したのは昭和
36年4月である。
という正しい出題があります。
それと、白書に、
「世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた」
という記載があります。
白書には、この記載、度々あるのですが、
この部分については、試験でも出題されています。
【17-社一-選択】
我が国の医療制度は、すべての国民が国民健康保険などの公的医療保険
制度に加入して、いつでも必要な医療を受けることができる( A )
制度を採用している。こうした仕組みは、経済成長に伴う生活環境や
栄養水準の向上などとも相まって、世界最高水準の( B )や高い
保健医療水準を実現する上で大きく貢献してきた。
答えは、「国民皆保険」と「平均寿命」ですが、
このように、選択式の空欄にしやすいキーワードを含んだ文章って、
出題しやすいんですよね。
そこで、白書には、
市町村が行う国民健康保険(市町村国保)は、健康保険など他の保険に加入
していない方々が加入している医療保険で、市町村が運営している。この
制度があることで、国民誰もが公的医療保険に加入する「国民皆保険」を
実現している。
市町村国保は、国民皆保険の基礎として重要な役割を果たしているが、近年
の産業構造と就業構造の変化や高齢化の進展に伴い、市町村国保の加入者の
うち、自営業や農林水産業の者が大幅に減少し、非正規労働者や無職といった
低所得の者や、高齢で医療の必要が高い者が多く加入している現状にある。
また、加入者が少なく財政運営が不安定となる市町村があるとともに、
市町村ごとの保険料に大きな差があるといった問題が生まれている。
という記載もあります。
この記載にも、「国民皆保険」という言葉がありますが、
前記の文章では「少子高齢化の進展」という言葉があり、
こちらでは、「高齢化の進展」という言葉があります。
このような箇所も、空欄にされやすいので、
読むときは、ちょっと意識をしておきましょう。