K-Net社労士受験ゼミ 合格ナビゲーション

社会保険労務士試験の合格を目指す方を応援するページ

904号

2021-04-03 05:00:01 | 合格ナビゲーション・バックナンバー
━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
K-Net 社労士受験ゼミ作成のオリジナル教材(2021年度向け)を
販売しています↓
 https://srknet.official.ec/
一問一答問題集「労働保険徴収法」を発売しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
■□
■□   2021.3.27
■□     K-Net 社労士受験ゼミ   
■□               合格ナビゲーション No904
■□
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■┐──────────────────────────────────
└■ 本日のメニュー
────────────────────────────────────

1 はじめに

2 社会保険労務士試験の申込方法等に関する変更について

3 過去問データベース

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■┐──────────────────────────────────
└■ 1 はじめに
────────────────────────────────────

3月は残り4日、もうすぐ4月ですね。

年度が替わるタイミングで、法律が改正されるってこと、多いです。
令和3年度においても、やはり年度が替わったタイミングから施行される改正が
いろいろとあります。

これに関しては、厚生労働省が
「厚生労働省関係の主な制度変更(令和3年4月)について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198659_00011.html
で、お知らせをしています。

令和3年度試験に関連するものがあるので、参考にしてください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■┐
└■ K-Net社労士受験ゼミからのお知らせ

   K-Net社労士受験ゼミの2021年度試験向け会員の申込みを
   受付中です。
   会員資格の種類や会費、その他ご利用に関することは
   http://www.sr-knet.com/member2021explanation.html
   をご覧ください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■┐──────────────────────────────────
└■ 2 社会保険労務士試験の申込方法等に関する変更について
────────────────────────────────────

3月23日に、試験センターが
「社会保険労務士試験の申込方法等に関する変更について」というお知らせを
しています。

第52回(令和2年度)社会保険労務士試験においては、新型コロナウィルス
感染症の影響により、例年とは違うことがいくつもありました。

第53回(令和3年度)社会保険労務士試験でも、やはり、変更がありました。
その1つが試験会場に関することで、
これまでは、試験申込時に希望試験地と併せて希望試験会場を選べましたが、
新型コロナウィルス感染症の影響により、第53回試験に使用する試験会場が
確定せず、受験申込者が希望試験会場を選べる状況にないそうです。
そのため、試験申込時には希望試験地のみ選び、試験会場については試験
センターが8月上旬に送付する受験票により案内することになっています。

試験会場がどこになるのかによって希望試験地を決めるという方もいると
思うのですが、今回は、それができません。
そうすると、案内された会場が、自宅から行き難い場所だったりすることも
あるでしょう。
会場の近くに宿泊して受験しようということもあるでしょうが、
会場がわからなければ宿泊先を予約することができないということがあります。
試験直前に予約することはできるでしょが、手ごろなところがないなんてことも
あり得ます。

どこがよいかという判断が難しいでしょうが、とにかく、試験会場がどこに
なっても比較的対応しやすい試験地を希望しておくのがよいでしょう。

試験地に関すること以外にも変更があるので、
受験する方は、お知らせ↓を確認しておきましょう。
http://www.sharosi-siken.or.jp/pdf/20210323_henkou.pdf

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■┐──────────────────────────────────
└■ 3 過去問データベース
────────────────────────────────────

今回は、令和2年-健保法問6-A「傷病手当金の継続給付」です。

☆☆==========================================☆☆

被保険者の資格を喪失した日の前日まで引き続き1年以上被保険者(任意継続
被保険者、特例退職被保険者又は共済組合の組合員である被保険者を除く)で
あった者であって、その資格を喪失した際に傷病手当金の支給を受けている者が、
その資格を喪失後に特例退職被保険者の資格を取得した場合、被保険者として
受けることができるはずであった期間、継続して同一の保険者からその給付を
受けることができる。

☆☆==========================================☆☆

「傷病手当金の継続給付」に関する問題です。

次の問題をみてください。

☆☆==========================================☆☆

【 H23-2-C 】
継続して1年以上被保険者(任意継続被保険者、特例退職被保険者及び共済
組合の組合員である被保険者を除く)であった者であって、被保険者の資格
を喪失した際に傷病手当金の支給を受けている者は、被保険者として受ける
ことができるはずであった期間、継続して同一の保険者から傷病手当金を
受けることができる。ただし、資格喪失後に任意継続被保険者になった場合
は、その傷病手当金を受けることはできない。

【 H20-4-D 】
一般の被保険者の資格を喪失した日の前日まで引き続き1年以上被保険者で
あった者が特例退職被保険者となり、かつ、一般の被保険者資格を喪失した
際に傷病手当金を受けている場合は、当該傷病手当金の継続給付を受けること
ができる。

【 H27-9-C 】
継続して1年以上健康保険組合の被保険者(任意継続被保険者又は特例退職
被保険者を除く)であった者であって、被保険者の資格を喪失した際に傷病
手当金の支給を受けている者は、資格喪失後に任意継続被保険者となった場合
でも、被保険者として受けることができるはずであった期間、継続して同一
の保険者から傷病手当金を受けることができるが、資格喪失後に特例退職
被保険者となった場合には、傷病手当金の継続給付を受けることはできない。

☆☆==========================================☆☆

「傷病手当金の継続給付」に関する問題です。

傷病手当金は、傷病のため労働することができない場合の所得保障として
支給される保険給付です。
そのため、そもそも、退職をしている任意継続被保険者や特例退職被保険者
は支給対象としていません。
しかし、継続給付の要件を満たしていれば、退職後においても傷病手当金が
支給されます。
この場合、たまたま、任意継続被保険者になっていたからといって、支給が
制限されることはありません。
したがって、【 H23-2-C 】は誤りです。

では、特例退職被保険者となっている場合は、どうなのかといえば、
まず、特例退職被保険者は老齢厚生年金等の支給を受けることができます。
そこで、継続給付として傷病手当金の支給を受けることができる者が老齢
退職年金給付の支給を受けることができるときは、所得保障という制度の
趣旨から実質的に給付が重複するため、制度の効率性を確保する観点から、
原則として傷病手当金を支給しないこととしています。
つまり、これと同じ考え方になります。
特例退職被保険者は、老齢厚生年金等の支給を受けることができるため、
所得保障の必要性に欠けるので、資格喪失後の傷病手当金の継続給付は支給
しないようにしています。

ということで、
【 R2-6-A 】と【 H20-4-D 】は誤りで、
【 H27-9-C 】は正しいです。

任意継続被保険者と特例退職被保険者は、いずれも退職後の資格ですが、
扱いが異なる点があるので、その点は注意しましょう。
論点にされることがあります。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■┐
└■ このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  を利用して発行しています。

■┐
└■ メルマガ「合格ナビゲーション」の登録や解除は自由に行うことができます。
  配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000148709.htm

■┐
└■ お問い合わせは↓こちらから
  https://otoiawase.jp/do/public/form/sr-knet/1/
  なお、K-Net 社労士受験ゼミの会員以外の方からの掲載内容に関する質問は、
  有料となりますので、ご了承ください。

■┐
└■ 無断転載・転写・コピー等は禁じます。

■┐
└■ 免責事項
  このメールマガジンに掲載されている記事の参照による、あらゆる障害・損害
  ・不利益に関しましては、当方においては一切その責任を負いかねます。
  また、損害賠償の義務はないものとします。ご理解のうえお読みください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

発行:K-Net 社労士受験ゼミ
              加藤 光大
まぐまぐID:0000148709
Home Page:http://www.sr-knet.com/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健保法H25-1-B

2021-04-03 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「健保法H25-1-B」です。

【 問 題 】

任意継続被保険者の資格取得の申出は、被保険者の資格を喪失
した日から20日以内にしなければならないが、保険者は、正当
な理由があると認めるときは、この期間を経過した後の申出で
あっても受理することができる。なお、判例によると「法律の
不知」によるという主張は、この場合の正当な理由にあたらない
ものと解されている。
                
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 解 説 】

設問にある「正当な理由」とは、天災地変の場合とか、交通、通信
関係のスト等によって法定期間内に届出ができなかった場合とされ
ています。
単に、そのような規定があることを知らないということでは、正当な
理由にはなりません。

 正しい。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする