今回は、「性別にみた賃金」についてです。
☆☆====================================================☆☆
男女別に賃金カーブをみると、男性では、年齢階級が高いほど賃金も高く、
55~59歳で420.1千円(20~24歳の賃金を100とすると195.8)と賃金
がピークとなり、その後下降している。女性では、50~54歳の274.7千円
(同 131.2)がピークとなっているが、男性に比べ、賃金カーブは緩やかと
なっている。
☆☆====================================================☆☆
男女別に賃金カーブをみた場合に賃金がピークとなる年齢階級に関しては、
次の出題があります。
【 19-5-D 】
平成18年賃金構造基本統計調査によれば、賃金がピークとなる年齢階級は、
男では50~54歳で420,000円(平均21.8年勤続)となっている。また、
学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では、大学・大学院卒
及び中卒が55~59歳、高専・短大卒及び高卒が50~54歳となっている。
この問題は出題当時正しい内容でした。
男性について賃金がピークとなる年齢階級については、令和2年調査では、
55~59歳ですから、令和2年調査としての出題であれば誤りになります。
ピークとなる年齢階級、なんとなく、このくらいの年齢かなという推測ができ
なくはないかと思います。
問題文の後段の学歴別に関しては、かなり厳しい論点で、ここまでは押さえて
おくのは難しいでしょう。
なので、余力があれば確認しておくという程度で十分でしょう。
ということで、まずは、ピークとなる年齢階級、これを知っておきましょう。