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令和2年-健保法問9-E「被保険者資格の取得」

2021-04-29 05:00:01 | 過去問データベース
今回は、令和2年-健保法問9-E「被保険者資格の取得」です。

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適用事業所に期間の定めなく採用された者は、採用当初の2カ月が試用期間と
して定められていた場合であっても、当該試用期間を経過した日から被保険者
となるのではなく、採用日に被保険者となる。

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「被保険者資格の取得」に関する問題です。

次の問題をみてください。

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【 H26-健保10-D 】
適用事業所に期間の定めなく採用された者について、就業規則に2カ月の試用
期間が定められている場合は、その間は被保険者とならず、試用期間を経過した
日の翌日から被保険者となる。

【 H16-健保5-A 】
新たに企業に使用されることとなった者が、企業の内規により一定期間が試用
期間となっていて、その終了時まで辞令が発せられず、その間の賃金額が試用
期間後の賃額と異なっている場合、健康保険の被保険者の資格は試用期間終了
時に取得する。

【 H23-社一9-A 】
厚生年金保険法では、適用事業所に使用される70歳未満の者は、試用期間の
長短にかかわらず、その試用期間終了後に被保険者資格を取得するものとする、
と規定している。

【 H14-厚年1-C 】
適用事業所において、最初の3カ月間を試用期間として定め、その後正規の
従業員となることを条件として採用される70歳未満の者は、最初の3カ月を
過ぎたときから被保険者となる。

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「被保険者資格の取得」に関する問題です。

【 R2-健保9-E 】、【 H26-健保10-D 】、【 H16-健保5-A 】は
健康保険法、【 H23-社一9-A 】と【 H14-厚年1-C 】は厚生年金
保険法に関する問題ですが、
いずれも、試用期間中の被保険者資格を論点としています。

そして、【 R2-健保9-E 】以外の問題はすべて、試用期間が終わったら
被保険者資格を取得する内容です。

健康保険、厚生年金保険どちらにおいても、試用期間ということだけで、適用が
除外されるということはありません。

企業が保険料負担を免れたくて、加入させないようにしようなんてことがある
かもしれませんが、適用を除外する理由はありませんので、試用期間中であって
も、適用除外事由に該当しなければ、被保険者となります。

つまり、当初試用期間が設けられたとしても、その期間を問わず、雇い入れられた
日から被保険者資格を取得します。
試用期間終了時に被保険者の資格を取得するのではありません。

ということで、【 R2-健保9-E 】は正しく、その他の問題はすべて誤りです。

このように、健康保険法、厚生年金保険法どちらからも出題されているので、
あわせて押さえておきましょう。
どちらからの出題でも対応することができますから。

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健保法H21-7-B

2021-04-29 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「健保法H21-7-B」です。

【 問 題 】

労働安全衛生法の規定によって伝染の恐れがある保菌者に対し
事業主が休業を命じた場合、その症状から労務不能と認められ
ないときは、傷病手当金が支給されない。

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【 解 説 】

傷病手当金は、労務不能の場合に支給されるものです。
設問では、「その症状から労務不能と認められない」とあるので、
傷病手当金は支給されません。

 正しい。


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