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令和2年賃金構造基本統計調査<学歴別にみた賃金>

2021-04-22 05:00:01 | 労働経済情報
今回は、「学歴別にみた賃金」についてです。

☆☆====================================================☆☆

学歴別に賃金をみると、男性では、大学院465.2千円、大学391.9千円、高専・短大
345.5千円、専門学校309.3千円、高校295.0千円となっている。
女性では、大学院404.3千円、大学288.3千円、高専・短大258.1千円、専門学校
263.4千円、高校218.0千円となっている。

学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男性では、大学院で70歳以上、大学
で50~54歳、高専・短大、専門学校及び高校で55~59歳、女性では、大学院で70歳
以上、大学及び高専・短大で50~54歳、専門学校で55~59歳、高校で45~49歳及び
55~59歳となっている。

学歴別に賃金カーブをみると、男女いずれも大学及び大学院の傾きが大きくなっており、
男性は女性に比べてその傾向が大きい。

☆☆====================================================☆☆

学歴別の賃金については、どの学歴が高いかは判断できるでしょう。
では、具体的な額を1つ1つ覚える必要あるかといえば、そこまでは必要
ないでしょう。

また、
学歴別に賃金がピークとなる年齢階級に関しては、前号でも触れていますが、
出題実績はあるとはいえ、やはり、1つ1つ押さえておくことは、優先度
としては低いです。

それと、ここには記載がありませんが、「学歴別にみた年齢階級間の賃金格差」
について、次の出題があります。

【 19-5-E 】
平成18年賃金構造基本統計調査によれば、学歴別にみた年齢階級間の賃金格差
(20~24歳の賃金=100)は、男では大学・大学院卒は55~59歳で247、高専・
短大卒は50~54歳で230、高卒は50~54歳で192となっている。また、女は、
すべての学歴で、男に比べ年齢階級間の賃金格差が大きくなっている。


この問題の論点は、問題文の後段で、男女のうちどちらが年齢階級間の賃金格差
が大きいかという点です。
これは、男性のほうが大きいので、この問題は誤りです。

この点は、令和2年調査で見ても同じです。
ここは細かい数値を知らなかったとしても、女性は平均的な賃金が男性と
比べて高くないということを知っていると、それにより格差が大きくならない
のではと考えられなくないでしょう。

ということで、この賃金格差は男性のほうが大きいということを知っておけば
十分でしょう。

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健保法H22-6-C

2021-04-22 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「健保法H22-6-C」です。

【 問 題 】

保険医療機関または保険薬局の指定は、政令で定めるところに
より、病院もしくは診療所または薬局の開設者の申請により厚生
労働大臣が行うが、厚生労働大臣は、開設者または管理者が、
健康保険法等の社会保険各法の社会保険料について、申請の前日
までに滞納処分を受け、かつ、当該処分を受けた日から正当な
理由なく6か月以上の期間にわたり、当該処分を受けた日以降に
納期限の到来した社会保険料のすべてを引き続き滞納している者
であるときは、指定をしないことができる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 解 説 】

「6カ月以上」とあるのは、「3カ月以上」です。
なお、指定をしないことができるのは、滞納処分を受けた日以降に
納期限の到来した社会保険料のすべてを引き続き滞納している者に
限られます。

 誤り。


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