百醜千拙草

何とかやっています

最高裁落城の兆し

2012-02-28 | Weblog

ロシアで、12月の不正選挙疑惑を受けて、3月4日の大統領選で公正な選挙を訴え、プーチンに反対する野党支持者、3万人以上が、モスクワ中心部を取り囲んで、デモを行ったというニュースがありました。 そして昨日はプーチン暗殺を企てていたとされるウクライナ人が拘束されたという話。プーチンが暗殺されそうになったのはこれが初めてではないですし、ここまで反プーチン運動が大きくなれば、もっと大規模なテロが起こっても不思議はないとも思います。それにしても、プーチン、不気味です。疑惑がつきません。目的のためには手段を選ばずタイプの人間のようですが、その「目的」が私は実はよくわかりません。単なる権力欲なのでしょうか。一方、大阪市長や東京都知事の場合は、権力欲、地位欲だろう、と読めます。だから、挑発、ハッタリ、マスコミというレバレッジを使うのでしょう。そして、官僚組織にとっては、欲望がはっきりしている人間は扱いやすく、そうでない人間は難しい。だからこそ官僚組織は、容易に扱うことができない小沢氏を破壊しようとしてきたのではないでしょうか。それはともかく、プーチンが大統領に返り咲いた場合、それはロシアにどういう影響を与えるのでしょうか。強いロシアを訴えて、ロシア国民の愛国心を利用し、政権を得、大統領辞任後も首相となって院政を敷き、長期に実質的に権力を握って来たプーチンが、また再び大統領として更に権力を握り続けようとしています。しかし、ロシア国民が求めているものは「強いロシア」などという意味不明のものではないのではないかと想像します。既に、反プーチンの動きが大きくなりすぎている現在、プーチンが返り咲くことは、ロシアにとっては、むしろ不安定さと不満の増大を来すことになるのではないでしょうか。

しばらく前、クレムリンに保存されているレーニンの遺体を埋葬するべきかどうかという議論があって、そのニュースを伝えたロシアのTVアンカーは、ウラディミール レーニンと言うかわりに「ウラディミール プーチンを埋葬するべきか」と言ってしまい、Youtubeで50万を越える視聴があったそうです。フロイトが生きていたら、Freudian slipの典型例として「精神分析入門」に収載されていたでしょう。あるいは、このTVアンカーは実は、言い間違いを装った確信犯だったのでしょうか。いずれにせよ、プーチンの魔力は衰えてきています。本人がどこまで、それを自覚しているのでしょうか。認めたくないという気持ちはわかりますが、欲と恐れに駆られて、流れに逆らっては、悲劇的な最後を遂げることになると私は思います。

 

日本では、官僚独裁暗黒国家の化けの皮が剥がれかけています。民主党へと政権交代がおこり、小沢排除を行った民主党がここまで徹底的に無能をさらけ出す事が無ければ、官僚組織の悪質さは表に出て来なかったかも知れません。このことだけでも政権交代の意義があったのではないかと思います。特に、官僚組織と自民党が仕掛けた小沢失脚陰謀は、ブーメランとなって自らを直撃しつつあります。一市民T氏らが、小沢氏の検察審査会を使った強制起訴の不正疑惑を一年以上もコツコツと地道に追求してきた活動が実りつつあります。最初はアリの一穴であったのが、いまや大突破口となろうとしています。手先となって小沢失脚を煽って来た朝日新聞の論調が変わり始めました。マスコミ連中は機を見るに敏です。検事総長もハラを決めた今、最高裁も周囲を包囲され、形勢は逆転しつつあるように見えます。最近のT氏の活躍を知って、最高裁が落ちるのも時間の問題だろうと思った次第です。最高裁、検察がこのように政治的に利用されるようになったのは、裏金づくりやその他の組織的犯罪の実態を掴まれたからなのだそうです。この小沢事件、財務省を頂点とする行政と司法それから政治的権力のために謀略をめぐらせた立法の3権が連立し、第4の権力マスコミを巻き込んででっち上げた近代最大の陰謀であることがはっきりしてきました。これらの組織が作り出した悪、権力の闇に立ち向かう、一市民T氏、それから藤島氏、カッコいいですね。

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