他所のはどうか知らないけれど、早生(わせ)だと言われているうちの栗は、今朝3個しか落ちていなかった。
猛烈な台風が近ずいているというから、毬(いが)だけ残っているものなどを含め総てを落としてくれたら始末がいい。
落ち始めから、1個だけリスかネズミかが齧った形跡はあったが、他は一つ残らず私一人で拾い集めている。
虫喰いや、小さすぎるのや、はち切れて鬼皮が破れているのなどは人様に差し上げられないので、自分で食べるしかない。
一度だけ栗ご飯をやろうと剥き始めたが、手を切りそうで、切ってしまったら農事その他に支障もきたすので10個足らずでやめた。
栗の少ない栗ご飯(玄米だけれど)でもそれなりに旨かったが、栗は蒸して包丁で真っ二つをスプーンでほじくるのが簡単でいい。
虫喰い穴のあるものでも、半分くらいは可食部分が残っている。
拾ってから一旦水に浸けた状態で浮くのは捨てるし、虫の白い糞にまみれているのは水に浸ける以前にはねて捨てる。
捨てるのもゴミ収集に出したなら焼却処分されるので害虫駆除になるだろうけれど、毬と一緒にウチの処分場所に捨てたり、藪に投げたりする場合、虫には幸いだろう。
虫喰い穴がきれいだったり気づかなかったりで水に浸けておくと、芋虫がけっこう出てくるものだけれど、今年は1匹しか見ていない。
毛虫の中には水面を移動(泳ぐ)することのできるのがいるという記事を先日見たけれど、この芋虫は重いから水中では万事休す。
ボウル一杯の不細工栗をおやつ代わりに食べ続けて四日目になるけれど、ようやく先が見え始め、1週間で完食となりそうだ。
これでうちの栗はもう終い。