敷地内の草ぼうぼうであまり立ち入らない場所に、いきなり白い花が咲いた。
元の木は何だったか分からないくらいに蔓が覆いかぶさっていて、調べてみたらボタンヅル。
牡丹(ボタン)とは全く似ても似つかぬ姿なのにボタンが付くのは、葉っぱがボタン似なのであった。
牡丹の葉に似た蔓というわけで、花がボタンに似ているとしたらツルボタンになるのだなと、命名法則を納得した。
花をよく観れば可愛らしいけれど、ヤブガラシとヘクソカズラと競って植木に覆いかぶさっているのは遺憾だ。
うちの事なのに初めて見た花で知った植物をどうしたものだろう、有毒とあるけれど毒に用は無いし。
植木鉢にクレマチスのような仕立てで育てたら、見栄えの良いものになるのかも知れない。
都会の家の玄関前にさりげなく置いとくと良いのかも、毒有りと知る人ぞ知る示威をそれとなく。