日頃の私の行動範囲内でときどき見ることのできる最大種の蛙が、このヤマアカガエル。
ウシガエルの鳴くのは以前から夏の夜に聞こえたものだけれど、近ごろ耳にしないということは、外来種も侵入するだけではないようだ。
青蛙くらいなら掴むのは平気だが、7〜8センチあろうかというサイズのグニャグニャした体は苦手だ。
こいつは蛙らしい跳躍力を持っているので、見る限り、どこかにじっとしていることがなくて、撮ろうとしてもほぼ無理。
ところが、何回かの跳躍を繰り返しても草むらに入れない場所で、直線的に近づかず、遠回りに時間をかけて接近してみた。
そうしたらどういうわけか、一時静止のまま、接写もさせてくれた。
2枚目は1枚目をトリミングしたのではなくて、それだけ近づいたもの。
角度を変えたかったけれど、逃げられるとがっかりなので、一つの方向からだけ撮った。
死んだフリということでもなく、大きな目を開いたままのフリーズ状態はパニックなのだろうか。
それとも、それなりの状況判断による間なのか。
後ろ脚の横縞がなかなかで、全体に地味お洒落の感じが良い。