鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

オニゲシ(鬼罌粟)

2022年06月10日 07時36分37秒 | 身の周りの植物






生家から道路越しに他所の畑があり、そこの一角に艶やかなオニゲシが咲いている。
春先に何かを植えているのを見て、何気なく挨拶代わりに『何を植えてらんだね』と聞いたら、『・・・・・違法なヤツじゃねやんだ』とのこと。
種を買って芽が出たので植えたのか、苗を買ってきたのか分からなかったけれど、違法ではないという事しか聞こえなかった。
育ったのを見てみると、とんでもなく大迫力の艶やかさで、検索してみたら間違いなくオニゲシ。
春先に交わした前半は、『ケシだども・・・』と言ったに違いなく、『ケシだども違法なヤツじゃねやんだ』と言ってくれたのだ。
園芸屋さんで目にしたオニゲシをふとした気の迷いで畑の隅に植えてみようと思いつき、私に問われてバツが悪かったのかと、今になって判った。
インドシナ半島の3国にまたがるゴールデントライアングルと言われるケシの採れる山間部のことがニュースで取り上げられていたのはいつ頃だったか。
この頭の脇に傷を付け滲み出る汁が麻薬になるということだったが、このオニゲシは名に似合わず無害の観賞用。
『ケシ ヘロイン』と検索したら、『ヘロインは、けしを原料とした薬物(けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを精製して作られます)、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。・・・』という埼玉県警のホームページ記事にヒットした。
なぜか『けし』と『あへん』だけが、カタカナではなく、ひらがななのは意味があるのか、それともチェックが甘いのか不明。
生家の道路際に、私は親戚からもらったヒナゲシ(雛罌粟)の種をばらまいたのだが、それが数本だけ石垣の隙間から今春は芽をだし花が咲いた。
石垣の下で帯状に咲くヒナゲシを期待したのに、蒔くときに石垣の隙間にまぎれ込んだ種だけが芽をだしたのか、アリが運んだ種からだったのかは不明。
ヒナゲシとオニゲシは、言わばアグネス・チャンとオーヤン・フィフィ、それともチワワとゴールデンレトリバー位の違い。
たくさん咲いたら、だいだい色のヒナゲシもいい感じになるはずだったのに、オニゲシに顔色なしだ。
コメント (2)
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