中1日後の診立ては、『あー良くなってきてますね・・・・二週間分の薬を出しますので、二週間後に・・』ということで、二週間は私の思惑の倍。
初診時に処方された頓服と座薬は未使用だし、細菌による感染症の治療用というシタフロキサシン錠もなくなり、痛みを抑えるチキジウム臭化物カプセルと石を排出させるウロカルン錠の2種類だけ。
尿の色は明らかに赤みはなくなっていたので改善していると自己判断もしており、検査結果の良好は、痛みがないことからも当たり前に納得だった。
血液検査のデータをまた貰えるのかと思っていたら、帰宅してから気づいたのだが、見当たらなかった。
医師が渡し忘れたのか、結果良好なので説明する必要もなしとして、くれなかったのか、二週間後は、血液データが欲しいと言うべし。
8時半に玄関が開けられると同時に体温が首の辺りで測られ『風邪の症状はないですか』と聞かれる。
風邪気味だから来たというようなことは、コロナ以来許されなくなって、平熱でないと今までのような診察をしてもらえないようになったのか。
熱があったり、風邪の症状があれば、先ずは保健所に届けて指示を仰げということなのだろう。
一晩激痛に苦しんだ朝は、自分では熱っぽさを感じなかったので測ろうとは思わなかったが、医院の玄関では『はい6.8』と、書いた付箋を渡された。
普段の私は36度有る無しなので、6.8は微熱状態だったのだが、細菌感染から右腎が腫れていて、尿も赤っぽかったのだから高くて当たり前だ。
それでも、37度を越えていなかったから玄関を通して貰えて診察を受けられたということになり、二日後は6.1で私の平熱に戻っていた。
初診時の血圧は覚えていないけれど、いつもの私の血圧(上は低めで下が高め)で、今回はこんな良い数字を見たのは何年ぶりかという久々の118と68。
触診も血液の検査結果を見てのことだったからか、簡単な一通りだけで終わり、もう私に関心は無いのかというような一抹の寂しさを感じた。
ただ最後に、石はまだでてないようだが出たら持ってくるようにと言い、分析すると原因が分かるからと言うのである。
前立腺全摘術の軽い部分的失敗なのか、骨盤底筋体操の持続努力不足なのか、単に個性なのか、私は尿漏れパッドを使用している身だ。
パッドに石がでていれば、それは簡単で分かりやすいが、術後から立ちションスタイルは辞め、便座に腰を下ろして用を足しているので便器に落ちたらどうなる。
洋式の便器は底が斜めだったり隠れていたりと狭いのに石を見つけて拾い上げるなんてできるだろうか、ここは是非とも石を見つけて歓心を買いたいのだが。
一つだけ春先に買って地植えしたベルガモット(モナルダ)の花がいきなり咲いていることに、昨日はじめて気づいた。
宿根とハーブという説明に惹かれて買ったのだが、咲き方がコマ撮りのように揃っていて、なかなかに珍妙であり、尿路結石のイメージに重なった。