何となく少ないような気はしていたのだけれど、やはりこんな所にと、作年収穫したジャガイモが一箱見つかった。
8mm厚ベニヤで手作りした保管庫は、空気穴も開けて、寒からず暑からず、湿気もこもらないようにしてある。
昨年末に、収穫したジャガイモはすべて宇治の自宅に持ち帰っていたと思いこんでいたのに、今年の私の滞在用に保管庫に入れておいたらしい。
記憶は飛んでいるが、そうに違いなく、でも発見時はただ何となく蓋を開けてみただけなので、ぼうぼうと生えた紫には驚いた。
何であるか一瞬分からなかったが、臭いもしなかったし、すぐにジャガイモと気づいて驚いたり喜んだり。
ダンボールの蓋はちゃんと閉めていたのに、全数が芽を出して突き上げ、芽力で蓋を開けてしまっていた。
7月になれば、今年のジャガイモを収穫できるのだが、これだってしっかりと芽を取って、しわしわの皮もちゃんと剥けば何の問題もなく食べられるはず。
皺の寄った古いジャガイモは、新鮮なものより甘くておいしいということを聞いたこともあるので、これからは毎日ジャガイモの味噌汁だ。
取り除いた芽は立派なモヤシのように見えるが、食べたら大変な食中毒を起こすことは承知しているので即廃棄。
今朝、さっそくしわしわジャガイモを入れて味噌汁を作った。
皮を剥くと黒くなっている部分があり、それを切り除くと、可食部分は元の半分くらい。
ちょっと煮すぎてしまい、ジャガイモは形をとどめないくらいに溶けたが、悪くない味に仕上がった。
2,3枚目画像は只今のジャガイモ畑で、花もぽつぽつ咲き始めたから、もう少ししたら新ジャガと古ジャガを並べて撮ることができるかも知れない。