鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

蜜蜂の分封蜂球の捕獲要請がきた

2022年06月23日 07時48分07秒 | 養蜂










町に住む蜜蜂仲間同級生から、『街路樹に分封蜂球ができてるという知らせをもらったけれど捕獲してみるか』と昨日の午後に緊急連絡があった。
よく晴れて熱中症注意喚起のラインが市から入っていた分封日和なので、自分のところでも分封したり、他所から来るかもしれないと、外をうろうろしていたタイミングだったから、『直ぐに行く』と即決した。
行ってみたら、彼がすでに現地に居り『蜂が大きいからセイヨウミツバチのようだ』とのことで、なんだかがっかりだけれど、乗りかかった舟なので捕獲することにした。
私は自分のところで1ヶ月ほど前に、ニホンミツバチを捕獲したのが上手くいっているので簡単に考えていて、普通の蚊除けのネット付き帽子しか用意しておらず、友人はタマネギネットを頭から被ってやる。
半球状にぶら下がっているなら簡単だけれど、街路樹の太枝と幹に巻き付いているような塊でやりにくいだろうなと思ったけれど、とりあえず十分に霧吹きで蜂球全体を湿らせて取り掛かる。
一番膨れている部分を、友人が下から捧げ持つ衣装プラケースに、ばさっと落として、後は闇雲に刷毛で掻き落とす。
私の上半身はVネックの長袖下着で、蚊除けネットは首元を十分にはカバーできていなくて、すぐにわんわんと舞い上がる蜂に胸と首と、下着の上から両腕も刺された。
私は5箇所、下でケースを持っていた友人もカッターシャツを着けていたものの、その上から2箇所刺されたので、これはどうにもならんと中止。
9kmの道を自宅に取って返し、養蜂用の防具2セットと、以前友人宅の裏にある神社床下に出来たニホンミツバチの巣を捕獲したときの手作り道具を持ってきた。
途中、友人から早く来てもらわないと大変なことになってると連絡があり、ただ最初に女王蜂は捕獲できているようで、地面に置いたケースに群がっているという。
両側に歩道のある県道は学生もよく通るので、反対側歩道に渡るように、または宗教施設内を通る迂回をするようにと交通整理するのが大変だったようだ。
最初に連絡をくれた、とにかく分封群を何とかするようにという責任者が市に連絡したが、市道ではないので・・という返事で、それなのに見学にだけ2人来た(邪魔なだけ)。
パトカーも何度か車道を通ったが、スルーするばかり。
さて、格好も準備も万端となり、ケースに掃除機で吸い込むのは順調にいったが、およそ200匹あまりが木に止まらず飛び回っているばかり。
責任者は私達二人を遠巻きに見守ってくれていたらよいのだけれど、私のちゃちな捕虫網を振り回し、その途中で襲われて3箇所刺された。
自分もできることをやらないではいられないという善意あふれる気のいい人なので、3人で合計10箇所刺され、連帯感も湧くのであった。
十分にやった感はあるのに、最後まで舞う100匹ほどは死んでもらうことにして、ジェット噴射のアブ・ハチ用殺虫剤を噴霧し、捕虫網で獲っては踏み潰した。
しぶといのも数十匹居たけれど、切りをつけて責任者を残し、われら二人は友人の生家の飼育箱へ捕獲群を入れるために、2台で出発。
飼育箱の上から、衣装ケース二つ分のセイヨウミツバチを落とし込み、上蓋をして完了。
ニホンミツバチではなかったけれど、おそらく上手く居つくことになるだろう。
面白く貴重な経験はできたが、『今度またご一緒させてください』と言っていた、くだんの責任者がまたセイヨウミツバチ捕獲を要請してきたら、五分五分迷うはず。
何しろニホンミツバチと違い、セイヨウミツバチは少し獰猛なら毒も強い感じで、昨夜は左首が痒くて痒くてうつらうつらの夜だったのだから。
毒の量にもよるだろうが、ムヒアルファEXを塗り込んでもこれだけ痛痒かったのは、打ちどころならぬ刺されどころが悪かったようだ。
コメント (2)
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