自由社の「日本人の歴史教科書」は、
右ページから読み始めると、「日本を読み解く15の視座」という15人の文章が掲載されております。そこに堤堯氏の文があったわけです。
興味をもちまして、現在は新刊書店で手に入らない
堤堯著「昭和の三傑」(集英社インターナショナル・2004年4月第一刷)を古本屋へと注文し読みました。楽しかった。フィクションは読まない方なのですが、これがフィクションだとすれば、ワクワク・ゾクゾクしながら、楽しめます。
ところで、堤堯といえば、月刊雑誌「WiLL」に毎回対談が載っております。他には「ある編集者のオデッセイ」の連載も、この雑誌にしております。
この雑誌には毎回女優の写真が掲載されているのでした。
たとえば2009年7月号は淡島千景の写真が16ページほど掲載されてます。
その写真をめくっているうちに、堤堯・久保紘之対談「蒟蒻問答」(もう38回目)があります。毎回二人のむくつけき写真が載っている(笑)。
女優の写真と問答対談お二人対談者写真のギャップ(笑)。
どうして、この雑誌は、毎回、堤堯・久保紘之の写真を掲載するのだろうと、門外漢は疑問に思っておりました。
たとえば、司馬遼太郎などの対談で対談二人の写真が掲載されているのは絵になる。でもこのお二人の写真は、毎回いただけないなあ、と思っておりました。
その堤堯の本を今回はじめて読んだわけです。
「昭和の三傑」を読むと、雑誌の、むくつけき顔が何とも親しい顔にみえてくるのが不思議です。写真を見るのと、本を読むのとでは、これほど違うのか、という見本みたいなギャップがありました。
とりあえず「蒟蒻問答」7月号の堤堯氏の発言でも引用しておきましょう。
「麻生が政権をとってから解散解散、政権交代政権交代という言葉が乱舞した。けれど、解散してどうなる?交代してどうなる?解散して政権交代すれば世の中がよくなるなんて言うけれど、具体的にどう良くなるのか書いているやつは誰もいない。民主党はガセネタ国会で醜態を晒した。張本人の議員・永田某は自殺した。そんな民主党に政権担当能力があるのか、その検討もない。西松事件で冷水を浴びせられるや、『国策捜査』の合唱だ。そして今回、小沢が辞任するや『小沢の捨て身が自民党を追い詰める、これで交代だ』と煽り立てる。交代すれば後は野となれ山となれで、『交代』の合言葉の前に、あとはどうなるか、想像力を停止させているとしか思えない。仮に民主党が比較第一党になったとして、場合によっては社民、共産と束を結ばなきゃ政権運営できない。国の安全保障ひとつをとっても、意見はバラバラだ。憲法改正だって、ますます遠のく。それでいいのかね。・・・」(p60~)
右ページから読み始めると、「日本を読み解く15の視座」という15人の文章が掲載されております。そこに堤堯氏の文があったわけです。
興味をもちまして、現在は新刊書店で手に入らない
堤堯著「昭和の三傑」(集英社インターナショナル・2004年4月第一刷)を古本屋へと注文し読みました。楽しかった。フィクションは読まない方なのですが、これがフィクションだとすれば、ワクワク・ゾクゾクしながら、楽しめます。
ところで、堤堯といえば、月刊雑誌「WiLL」に毎回対談が載っております。他には「ある編集者のオデッセイ」の連載も、この雑誌にしております。
この雑誌には毎回女優の写真が掲載されているのでした。
たとえば2009年7月号は淡島千景の写真が16ページほど掲載されてます。
その写真をめくっているうちに、堤堯・久保紘之対談「蒟蒻問答」(もう38回目)があります。毎回二人のむくつけき写真が載っている(笑)。
女優の写真と問答対談お二人対談者写真のギャップ(笑)。
どうして、この雑誌は、毎回、堤堯・久保紘之の写真を掲載するのだろうと、門外漢は疑問に思っておりました。
たとえば、司馬遼太郎などの対談で対談二人の写真が掲載されているのは絵になる。でもこのお二人の写真は、毎回いただけないなあ、と思っておりました。
その堤堯の本を今回はじめて読んだわけです。
「昭和の三傑」を読むと、雑誌の、むくつけき顔が何とも親しい顔にみえてくるのが不思議です。写真を見るのと、本を読むのとでは、これほど違うのか、という見本みたいなギャップがありました。
とりあえず「蒟蒻問答」7月号の堤堯氏の発言でも引用しておきましょう。
「麻生が政権をとってから解散解散、政権交代政権交代という言葉が乱舞した。けれど、解散してどうなる?交代してどうなる?解散して政権交代すれば世の中がよくなるなんて言うけれど、具体的にどう良くなるのか書いているやつは誰もいない。民主党はガセネタ国会で醜態を晒した。張本人の議員・永田某は自殺した。そんな民主党に政権担当能力があるのか、その検討もない。西松事件で冷水を浴びせられるや、『国策捜査』の合唱だ。そして今回、小沢が辞任するや『小沢の捨て身が自民党を追い詰める、これで交代だ』と煽り立てる。交代すれば後は野となれ山となれで、『交代』の合言葉の前に、あとはどうなるか、想像力を停止させているとしか思えない。仮に民主党が比較第一党になったとして、場合によっては社民、共産と束を結ばなきゃ政権運営できない。国の安全保障ひとつをとっても、意見はバラバラだ。憲法改正だって、ますます遠のく。それでいいのかね。・・・」(p60~)