和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

入門書。

2012-04-13 | 短文紹介
注文してあった
山村修著「狐が選んだ入門書」(ちくま文庫)がとどく。
文庫解説は加藤弘一(私にははじめてのお名前です)。
あらためて、本の「はじめに」をひらくと、

「入門書こそ究極の読みものである――。あるときふと、そう思いはじめました。このごろはそれが確信にまで高まり、・・・」と山村修氏ははじめておりました。

うん。この本が新書で出た時に、紹介されている本を、読もうと思いました。それが、途中からどうしてか、山村修著「遅読のすすめ」を身近においています(笑)。そういえば、山村修の文庫解説はどなたが書かれていたか?

山村修著「増補 遅読のすすめ」(ちくま文庫)
この解説は佐久間文子。
この文庫には第二部に「本が好きになる本の話」があり、ありがたい。

「水曜日は狐の書評」(ちくま文庫)
この解説は、植田康夫

山村修著「もっと、狐の書評」(ちくま文庫)
この解説は、岡崎武志

山村修著「禁煙の愉しみ」(朝日文庫)
この最後の「特別寄稿」は、山村睦美

山村修著「気晴らしの発見」(新潮文庫)
この解説は、中野翠



もどって、
加藤弘一さんの解説のはじまりを引用。

「山村修は大学図書館に司書として勤務するかたわら、『匿名書評家〈狐〉』として1981年以来書評を書きつづけた。2006年、健康上の理由から大学を早期退職し、文筆に専念する生活にはいった。2006年7月、本書『〈狐〉が選んだ入門書』を実名で刊行して〈狐〉が自分であることを明かすが、翌月帰らぬ人となった。56歳だった。・・・」

ちなみに、
幻冬社の見城徹氏は1950年生まれ。
そして、山村修氏も1950年生まれ。
コメント
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