和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

現代文章の「志(こころざし)」。

2018-09-27 | 短文紹介
産経新聞の9月26日の2面にありました。
見出しは「新潮社『新潮45』休刊」。

「『新潮45』は昭和60年に創刊され、
ノンフィクションや多様なオピニオンを掲載してきた。
日本雑誌協会によると、最新の発行部数は1万6800部。
10月18日発売予定の11月号から休刊する。」

評論家で専修大の武田徹教授の話
も最後にあります。

「LGBTの議論が社会全体で盛り上がれ
ばよかったが、ある時期から
『新潮45を潰せ』という主張が目立つようになった。
これでは悪質な言論に対して
言論で対抗することができなくなる。
正義感をぶつけあっているだけで、
社会的弱者が置いてきぼりのままだ」


同日の産経新聞には、全面広告のHanada11月号。
そしてWill11月号の広告も掲載されておりました。
うん。休刊に追い込まれた「新潮45」10月号は、
そのままに再版して、休刊の元凶となった文章を
ひろく皆さんに読んでもらうという手はないものか?


文章をきちんと読まずに、
メディアの反対意見ばかり喧しいだけなのに。
肝心な雑誌を手にしていない人が多すぎる。

もう一冊「新潮45」10月号を買っておこうとしたけれど、
もう買えませんでした。
はい。持っているだけでも価値がある。
歴史に残る雑誌「新潮45」10月号。
現在の「志(こころざし)」がここにあります。
コメント
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