山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

きっとある 御坂山系○●岳  平成25年7月26日

2013年07月31日 | 山梨百名山
 御坂山塊の山々には様々な稀少植物が咲く花の宝庫であることを今年になってから改めて知った。そしてトレーニングか体調を確かめる時にもっぱら登っている○●岳にも珍しい花が咲くことを某花見隊のブログから知った。その珍しい花はもう既に終わってしまっているだろうが、もうひとつ、まだ蕾だった得体の知れない花は何なのか?そして来年のために珍しい花が咲いている場所も確認しておきたかった。


 特徴的な葉の形をしているその花は、葉を探して歩くことになる。空模様がいまひとつで薄暗い林の中は花が探しにくいが、左右の草地の中を覗き込みながらゆっくりと歩く。

    ウスユキソウは結構ある。


    シュロソウ。あまり気にしていなかったが、結構咲いていた。


    咲き始めたばかりのシュロソウ


    ママコナ。これは年々数が減っている。

 そして発見、やはり花は終わってしまっているが、クモキリソウ属の葉っぱ。クモ*キリ*ソウかジガ*バチ*ソウのいずれかだろうと思われるが、来年の花のシーズンが楽しみだ。周辺を捜したがこの2株しか見つからなかった。さらにその先を探すと、気になっていた花が咲いているのを見つけた。咲いた花を見ても何だかわからない。背丈10cmほどの白い花、キソチドリのようだが、それにしては背が低く花が緑色ではない。

    発見!クモキリソウ属の葉っぱ。どんな花が咲くのか、来年が楽しみ。


    もうひとつのお目当てがこれ。キソチドリ?八ヶ岳で見たものはもっと背が高くて緑色の花だった。


    エクステンダーで接写


    もう一株発見。


    ??

 2時間ほどかけて山頂に到着。富士山どころか向かいの黒岳山塊にも雲がかかりはじめている。夕立に見舞われそうな空模様だ。急いで下山し、40分で登山口に到着した。

    山頂に咲いていたホツツジ


 季節を変えて何度も登っている御坂山塊の山々だが、富士山の眺望だけでなく植生もたいへん豊かな山域であることを改めて知らされた。きっとまだ他にも見たことのない植物がたくさん生育していることだろう。環境の変化や鹿の食害で絶滅してしまわないことを祈る。
コメント (4)
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