星見隊第三弾は精進湖のほとりから見るしんぶんぎ座流星群。3大流星群のひとつではあるが、あまり飛んでいるのを見たことが無い。今年は夜明け近くまで月明かりがあるので観察条件はあまり良く無い。さて、撮れますかどうか?

前夜10時の精進湖と富士山。月が明るく照らす。

富士山の上に輝くのはおおいぬ座シリウス

凍りついた湖面を車のライトが照らす。
sanae隊とみちほ隊はいつもの車内泊、私は精進湖湖畔で車の横にテントを張って寝る。狙うのは未明4時半から5時半の1時間、この頃には明るい月が西に沈み、流星が観察しやすくなると予想される。携帯電話の目覚ましを未明4時にセットして寝るが、3時に目が覚めた。もう少し寝ようと思ったのだがもはや眠れず、3時半に起き出して撮影に取りかかる。しかし、富士山の空には雲が出て条件はかなり悪い。肉眼で見る限りでは流星が流れるところは全く見られない。

1月4日未明4時。月明かりが明るいうえに雲が出てしまった。条件はかなり悪い。富士山の上高く輝いているのは牛飼い座アルクトゥールス。

車のライトが凍った湖面を照らす。富士山左裾にさそり座アンタレスの赤い星が昇って来た。
寒いので一旦テントに戻ってバーナーを炊き暖をとる。1時間ほどカメラ任せでオートインターバル撮影したが、流星は1個も写ってくれなかった。4時半過ぎ、カメラのところに戻って画像を見るとやけに霞んでいる。レンズが凍りついて表面に氷の幕が張っていた。レンズを拭いてさらに星を大きく輝かせるために作成したハーフ拡散フィルターを装着する。そろそろ月が沈む時間で、星の輝きが少し増してきた。星見隊メンバーもやって来て、並んで撮影する。

アンタレスと土星、そしてしんぶんぎ座流星群。なんとか狙った場所を1個だけ流れてくれた。富士山山頂だけ明るいのは月の残照。

画面左側、光が途切れているが他のカットには写っておらず、流星と思われる。

極小の流星。見えますか?

トリーミング

薄明に流れた流星(画面右下)。

夜明け近くなり、星の輝きは消えて行く。もはや流星の撮影は困難。
当初は日の出を狙って精進山の展望台に行こうと話していたのだが、この雲を見て行くのを止めた。ひょっとしたら日の出前に雲の様子がダイナミックに変化し、真っ赤に焼けるかも知れないと思ったからだ。山の斜面を登っている間に朝焼けの空が終わってしまうと、一番良い時間に撮影できなくなってしまう。しかし・・・残念ながら東の低空に出た雲が朝日を遮り、空の雲は少し焼けただけで終わってしまった。

朝焼けの空。もう少し焼けるのを期待していたがこれで終わってしまった。

もうすぐ日の出。だが、低空の雲ですっきりした朝日は現れず。

毛糸の帽子を被ったような笠雲が現れた。

雲の上から日の出。凍りついた精進湖を照らす。
撮影後は写ば写ばが朝早くから営業を始めてくれたので、そちらに行っておしることお茶の時間になる。朝の雲の様子を見て今日はダメだろうと思っていたのだが、次第に雲が消え始め、富士山山頂にかかっていた笠雲の名残も次第に消えて来た。朝霧高原のフードパークに移動して昼食の時間となった頃にはすっきりとした青空に富士山がくっきりと見えるようになってきた。これならば・・・もう1か所、本日のパール富士撮影に絶好の場所がある。それは思親山の登山口、佐野峠からの富士山だ。私の計算では日没10分後に月が昇って来るはず、しかも富士山との距離があり、バランスも昨日に比べると断然良い。しかしながら・・・私は仕事で職場に戻らねばならず、残念ながら佐野峠には行けない。星見隊メンバーにこの日のパール富士は任せることにして、昼食後にメンバーとはお別れとなった。撮影技術向上の著しい星見隊、良い写真が撮れたと思う。

前夜10時の精進湖と富士山。月が明るく照らす。

富士山の上に輝くのはおおいぬ座シリウス

凍りついた湖面を車のライトが照らす。
sanae隊とみちほ隊はいつもの車内泊、私は精進湖湖畔で車の横にテントを張って寝る。狙うのは未明4時半から5時半の1時間、この頃には明るい月が西に沈み、流星が観察しやすくなると予想される。携帯電話の目覚ましを未明4時にセットして寝るが、3時に目が覚めた。もう少し寝ようと思ったのだがもはや眠れず、3時半に起き出して撮影に取りかかる。しかし、富士山の空には雲が出て条件はかなり悪い。肉眼で見る限りでは流星が流れるところは全く見られない。

1月4日未明4時。月明かりが明るいうえに雲が出てしまった。条件はかなり悪い。富士山の上高く輝いているのは牛飼い座アルクトゥールス。

車のライトが凍った湖面を照らす。富士山左裾にさそり座アンタレスの赤い星が昇って来た。
寒いので一旦テントに戻ってバーナーを炊き暖をとる。1時間ほどカメラ任せでオートインターバル撮影したが、流星は1個も写ってくれなかった。4時半過ぎ、カメラのところに戻って画像を見るとやけに霞んでいる。レンズが凍りついて表面に氷の幕が張っていた。レンズを拭いてさらに星を大きく輝かせるために作成したハーフ拡散フィルターを装着する。そろそろ月が沈む時間で、星の輝きが少し増してきた。星見隊メンバーもやって来て、並んで撮影する。

アンタレスと土星、そしてしんぶんぎ座流星群。なんとか狙った場所を1個だけ流れてくれた。富士山山頂だけ明るいのは月の残照。

画面左側、光が途切れているが他のカットには写っておらず、流星と思われる。

極小の流星。見えますか?

トリーミング

薄明に流れた流星(画面右下)。

夜明け近くなり、星の輝きは消えて行く。もはや流星の撮影は困難。
当初は日の出を狙って精進山の展望台に行こうと話していたのだが、この雲を見て行くのを止めた。ひょっとしたら日の出前に雲の様子がダイナミックに変化し、真っ赤に焼けるかも知れないと思ったからだ。山の斜面を登っている間に朝焼けの空が終わってしまうと、一番良い時間に撮影できなくなってしまう。しかし・・・残念ながら東の低空に出た雲が朝日を遮り、空の雲は少し焼けただけで終わってしまった。

朝焼けの空。もう少し焼けるのを期待していたがこれで終わってしまった。

もうすぐ日の出。だが、低空の雲ですっきりした朝日は現れず。

毛糸の帽子を被ったような笠雲が現れた。

雲の上から日の出。凍りついた精進湖を照らす。
撮影後は写ば写ばが朝早くから営業を始めてくれたので、そちらに行っておしることお茶の時間になる。朝の雲の様子を見て今日はダメだろうと思っていたのだが、次第に雲が消え始め、富士山山頂にかかっていた笠雲の名残も次第に消えて来た。朝霧高原のフードパークに移動して昼食の時間となった頃にはすっきりとした青空に富士山がくっきりと見えるようになってきた。これならば・・・もう1か所、本日のパール富士撮影に絶好の場所がある。それは思親山の登山口、佐野峠からの富士山だ。私の計算では日没10分後に月が昇って来るはず、しかも富士山との距離があり、バランスも昨日に比べると断然良い。しかしながら・・・私は仕事で職場に戻らねばならず、残念ながら佐野峠には行けない。星見隊メンバーにこの日のパール富士は任せることにして、昼食後にメンバーとはお別れとなった。撮影技術向上の著しい星見隊、良い写真が撮れたと思う。