金星と水星が接近した1月9日の石割山は、金星の高度が低くていまいちだったが、十分に高度が上がった今ならば夕空に明るく輝いているところが見られるはずだ。雲がやや多い空模様だが、明るい金星ならばこの程度の雲はものともせずに姿を現してくれるはず。矢筈山展望地偵察の後、石割山に向かうことにするが、その前にこの日は平尾山から富士山右隅に夕陽が沈む日なので、先に平尾山に立ち寄ってから夕暮れの石割山に行くことにする。
午後2時半に石割神社駐車場に到着すると、10台近い車が止まっていた。登り易いこの山は人気が高い。右回り(時計回り)にまずは平尾山を目指すが、富士山頂に夕陽が沈むのは4時20分ごろのはずだ。まだ時間が早いので、車内で少し時間をつぶしてから出発する。

林の中の谷間斜面は凍りついていてアイスバーンになっていた。軽アイゼンを装着する。

ところが、日当たりの良い稜線の道に抜けると霜と雪が融けて泥沼状態。アイゼンに泥がくっついて歩きにくい。

平尾山山頂も泥沼状態。足元は最悪。

午後3時40分山頂到着。ダイヤにはちょっと早いが、撮影の準備には手ごろな時間。

富士山頂に傾く太陽。薄雲が出たのは良かった(狙い通り)だったが、飛行機雲は邪魔。

富士山頂にかかる夕陽

燃える富士山頂

同上

雲に残照を残しながら、右隅に沈んでいった夕陽。
この日は富士山右隅に沈むダイヤモンド富士なので、雲が出ると富士山頂真ん中あたりに太陽が来た時に光が拡散して山頂が燃えるように見えるだろうと予想してやって来たが、まさにそのような景色になってくれた。しかし、欲を言うならば、この界隈は標高が低く、夕焼けの赤い空になる前に山頂に陽が沈んでしまうのはいまひとつだと思う。同じ頃にダイヤモンド富士になる大室山あたりからだと、もっと真っ赤に焼けた夕陽が富士山山頂に沈んで行っただろう。先週の週末が良かったのだが、彗星を優先したために計画倒れになってしまった。
三脚を畳んで石割山に向かう準備をしていたところ、富士山を見ると面白い景色が広がっていた。うっすらとだが日暈が出ていた。また三脚を取り出してセットする。これが見えると、何か良いことが起こりそうな気がする。

夕暮れの日暈

日暈。(いまひとつ写りが悪くて申し訳ありません。)
4時半過ぎ、石割山に向かって歩き始める。空にかかった雲が夕焼けでドラマチックに変化するのではと期待しながら、何度も富士山を振り返りながら歩くが、低空に広がった雲に遮られてあまり染まることなく日が暮れて行く。
もう誰もいないだろうと思って山頂に登って行くと、私と同じような物好きな人が山頂に一人いた。カメラマンにはカメラマンだが、こちらは静止画ではなくて動画の撮影をしており、夕陽が富士山に傾き始めた頃からずっとビデオカメラを回し続けているそうだ。早送りにして編集するとなかなか面白い動画になるそうで、すっかりハマっているらしい。おかげで退屈せずに夕空と金星を眺めることができた。

あまり染まらずに夕暮れとなってしまう。石割山山頂直下から。

夕空に輝き始めた金星

薄雲に全く負けない輝きを放つ金星。

夕空に輝く六日月

金星輝く夕暮れの空
やがて金星は低空の雲の中に消えて行った。ラブジョイ彗星も探したのだが、次第に空は雲が厚くなり、星は見えにくくなってしまった。6時15分、撤収して下山する。石割神社側の道はほとんど雪が無くてアイゼン無しでも歩ける状態だった。7時10分、駐車場到着。
雲が出たのは悪く無かったが、夕暮れの富士山周辺は飛行機が頻回に飛び過ぎるのがいまひとつ。飛行機雲が出なければ良かったかもしれない。
午後2時半に石割神社駐車場に到着すると、10台近い車が止まっていた。登り易いこの山は人気が高い。右回り(時計回り)にまずは平尾山を目指すが、富士山頂に夕陽が沈むのは4時20分ごろのはずだ。まだ時間が早いので、車内で少し時間をつぶしてから出発する。

林の中の谷間斜面は凍りついていてアイスバーンになっていた。軽アイゼンを装着する。

ところが、日当たりの良い稜線の道に抜けると霜と雪が融けて泥沼状態。アイゼンに泥がくっついて歩きにくい。

平尾山山頂も泥沼状態。足元は最悪。

午後3時40分山頂到着。ダイヤにはちょっと早いが、撮影の準備には手ごろな時間。

富士山頂に傾く太陽。薄雲が出たのは良かった(狙い通り)だったが、飛行機雲は邪魔。

富士山頂にかかる夕陽

燃える富士山頂

同上

雲に残照を残しながら、右隅に沈んでいった夕陽。
この日は富士山右隅に沈むダイヤモンド富士なので、雲が出ると富士山頂真ん中あたりに太陽が来た時に光が拡散して山頂が燃えるように見えるだろうと予想してやって来たが、まさにそのような景色になってくれた。しかし、欲を言うならば、この界隈は標高が低く、夕焼けの赤い空になる前に山頂に陽が沈んでしまうのはいまひとつだと思う。同じ頃にダイヤモンド富士になる大室山あたりからだと、もっと真っ赤に焼けた夕陽が富士山山頂に沈んで行っただろう。先週の週末が良かったのだが、彗星を優先したために計画倒れになってしまった。
三脚を畳んで石割山に向かう準備をしていたところ、富士山を見ると面白い景色が広がっていた。うっすらとだが日暈が出ていた。また三脚を取り出してセットする。これが見えると、何か良いことが起こりそうな気がする。

夕暮れの日暈

日暈。(いまひとつ写りが悪くて申し訳ありません。)
4時半過ぎ、石割山に向かって歩き始める。空にかかった雲が夕焼けでドラマチックに変化するのではと期待しながら、何度も富士山を振り返りながら歩くが、低空に広がった雲に遮られてあまり染まることなく日が暮れて行く。
もう誰もいないだろうと思って山頂に登って行くと、私と同じような物好きな人が山頂に一人いた。カメラマンにはカメラマンだが、こちらは静止画ではなくて動画の撮影をしており、夕陽が富士山に傾き始めた頃からずっとビデオカメラを回し続けているそうだ。早送りにして編集するとなかなか面白い動画になるそうで、すっかりハマっているらしい。おかげで退屈せずに夕空と金星を眺めることができた。

あまり染まらずに夕暮れとなってしまう。石割山山頂直下から。

夕空に輝き始めた金星

薄雲に全く負けない輝きを放つ金星。

夕空に輝く六日月

金星輝く夕暮れの空
やがて金星は低空の雲の中に消えて行った。ラブジョイ彗星も探したのだが、次第に空は雲が厚くなり、星は見えにくくなってしまった。6時15分、撤収して下山する。石割神社側の道はほとんど雪が無くてアイゼン無しでも歩ける状態だった。7時10分、駐車場到着。
雲が出たのは悪く無かったが、夕暮れの富士山周辺は飛行機が頻回に飛び過ぎるのがいまひとつ。飛行機雲が出なければ良かったかもしれない。