夕暮れの空で徐々に高度を上げつつある金星は1月11日に水星と大接近する。数日早いが、あまりにも晴れ渡って空気が澄んだ9日の午後、一足先に見に行ってみることにした。石割山山頂あたりからだと日没30分後くらいに富士山頂で見頃になると予想されるので、午後5時ごろに山頂到着を目指して午後3時20分、石割神社の階段を登り始める。

石割神社鳥居をくぐる。

いつ登ってもこの階段は長くて辛い。

石割神社の手前で夕陽が富士山に沈んで行く。山頂にいれば、富士山左角に沈んだはず。
いつも辛い階段だが、いつもに増して今日は辛い。突然行くことに決めたので冬用のズボンとジャケットを持っておらず、とりあえず車に積んであったスパッツを下着代わりに2枚穿いてその上にズボンを穿いた。スパッツの抵抗が大きくて足が上がらないのだ。おかげで手頃なトレーニングにはなったが、ちょっと上り坂になるとあっという間に息が上がってしまう。

石割神社。本日は誰にも会わず。

石割山山頂到着。

既に日は沈んだ後。

澄んだ空、夕暮れのグラデーションが美しい。
夕方4時40分ごろ石割山山頂に到着した。既に日没の後で、澄んだ空気と夕暮れの空が美しい。暮れ行く夕暮れの空のグラデーションを楽しみつつ、待つこと45分ほど、5時15分ごろにようやく富士山頂に輝く星が見えてきた。

暗闇の空が次第に富士山に迫って来た。そろそろ見えるはずだが・・・

うっすらと光が見え出した。

200mm望遠レンズ。2つの星の輝きが見える。

上の明るいのが金星、下の小さいほうが水星。一眼レフのファインダー越しに見ると金色の素晴らしい輝きを放っていたのに、写真に撮るとショボい。

通常レンズだとほんのわずかな輝きにしか見えない。

再度望遠レンズ。あっという間に水星は富士山頂に沈んでしまい、金星だけになってしまった。

剣ヶ峰で輝く金星。(焦り過ぎ、ピントが甘い!)

夕暮れの富士山と山中湖。既に金星・水星は沈んだ後。
ファインダー越しに見る金星と水星は黄金の輝きを放って凄い景色に見えたのだが、写真に撮ってみるとその輝きは全く表現できず、ただの点にしか写ってくれなかった。星は写らずとも、夕暮れの富士山の景色は素晴らしく、神々しさを感じた。
隣の山からの夜景も見てみたくなった。夕闇の中を平尾山まで行ってみることにする。

平尾山山頂。直下に山中湖を見下ろす。

この季節のこの時間は富士山側の空に目ぼしい星は無い。

富士吉田側(西側)の景色。白鳥座と夏の大三角形が沈み始めている。

東側の空に昇って来たオリオン座。低空に輝く明るい星はおおいぬ座シリウス。飛行機が頻回に飛んで行く。
時刻は6時半になった。さて、下山だ。
夕暮れの月が金色に輝くように、金星や彗星などの惑星も金色に輝いていた。しかし、それを写真で表現するのは難しいことがわかった。星の輝きを表現するにはもう少し星が高度を上げた夕闇の時間に撮るか、あるいはもっと高い山の上から狙う必要がありそうだ。

石割神社鳥居をくぐる。

いつ登ってもこの階段は長くて辛い。

石割神社の手前で夕陽が富士山に沈んで行く。山頂にいれば、富士山左角に沈んだはず。
いつも辛い階段だが、いつもに増して今日は辛い。突然行くことに決めたので冬用のズボンとジャケットを持っておらず、とりあえず車に積んであったスパッツを下着代わりに2枚穿いてその上にズボンを穿いた。スパッツの抵抗が大きくて足が上がらないのだ。おかげで手頃なトレーニングにはなったが、ちょっと上り坂になるとあっという間に息が上がってしまう。

石割神社。本日は誰にも会わず。

石割山山頂到着。

既に日は沈んだ後。

澄んだ空、夕暮れのグラデーションが美しい。
夕方4時40分ごろ石割山山頂に到着した。既に日没の後で、澄んだ空気と夕暮れの空が美しい。暮れ行く夕暮れの空のグラデーションを楽しみつつ、待つこと45分ほど、5時15分ごろにようやく富士山頂に輝く星が見えてきた。

暗闇の空が次第に富士山に迫って来た。そろそろ見えるはずだが・・・

うっすらと光が見え出した。

200mm望遠レンズ。2つの星の輝きが見える。

上の明るいのが金星、下の小さいほうが水星。一眼レフのファインダー越しに見ると金色の素晴らしい輝きを放っていたのに、写真に撮るとショボい。

通常レンズだとほんのわずかな輝きにしか見えない。

再度望遠レンズ。あっという間に水星は富士山頂に沈んでしまい、金星だけになってしまった。

剣ヶ峰で輝く金星。(焦り過ぎ、ピントが甘い!)

夕暮れの富士山と山中湖。既に金星・水星は沈んだ後。
ファインダー越しに見る金星と水星は黄金の輝きを放って凄い景色に見えたのだが、写真に撮ってみるとその輝きは全く表現できず、ただの点にしか写ってくれなかった。星は写らずとも、夕暮れの富士山の景色は素晴らしく、神々しさを感じた。
隣の山からの夜景も見てみたくなった。夕闇の中を平尾山まで行ってみることにする。

平尾山山頂。直下に山中湖を見下ろす。

この季節のこの時間は富士山側の空に目ぼしい星は無い。

富士吉田側(西側)の景色。白鳥座と夏の大三角形が沈み始めている。

東側の空に昇って来たオリオン座。低空に輝く明るい星はおおいぬ座シリウス。飛行機が頻回に飛んで行く。
時刻は6時半になった。さて、下山だ。
夕暮れの月が金色に輝くように、金星や彗星などの惑星も金色に輝いていた。しかし、それを写真で表現するのは難しいことがわかった。星の輝きを表現するにはもう少し星が高度を上げた夕闇の時間に撮るか、あるいはもっと高い山の上から狙う必要がありそうだ。