山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

細月輝く富士山・・・になるはずだったが? 二十曲峠  令和1年12月28日

2019年12月31日 | 月富士
 月齢2の細月がこの日は忍野村の二十曲峠で富士山頂に沈んでゆくはずである。その左上には明るい金星も輝いている。金星と月が最も近づくのは明日の夕暮れであるが、おそらくは天候が持たないであろう。富士山ライブカメラで富士山が見えているのを確認後、下山したばかりの市川大門町碑林公園から急いで二十曲峠に移動する。日没には間に合わなかったが月が沈む時間には十分に間に合った。しかし、夕暮れとともに次第に雲が増え始めてしまう。


    夕暮れの二十曲峠の富士山。月齢2の細月とその左上に金星が輝き出すはずである。


    月と金星が輝き出したが、微妙に増えてきた雲。


    300㎜望遠で山頂で輝く月を狙う。


    しかし、さらに雲が増え・・・


    果たしてどうか?


    肝心の時間には・・・厳しそう。


    撃沈。


    まあ、良くある話である。

 またの機会に期待しよう。しかし、年々雲が増えてくるように思え、特に夕方まで富士山がスッキリと見えている日はほとんどないのではないだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市川大門町碑林公園から大畠山へ  令和1年12月28日

2019年12月31日 | 山梨無名山
 四尾連湖まで車で乗り付けると大畠山はもう目の前であるが、今回は未だ歩いたことの無い麓から登る大畠山、さらにはその先にある蛾ヶ岳のメインコース、碑林公園からのルートを歩いてみた。花は終わってしまっているがこの界隈には面白いシダが生育していると伺ったがこの季節は常緑性か冬緑性のシダでなければ見られないため、おそらくはあまり種類は無いのではないかと思う。下見とちょいトレーニングを兼ねて入山してみる。高下でダイヤモンド富士を撮り、ガストに立ち寄って朝食を済ませてからの入山だったので出発は10時近くになった。


    池と碑林公園の建物。休館中で中には入れなかった。


    碑林公園奥に登山口がある。このすぐ先でアスファルトの道は終わり登山道になる。


    立派な登山道が伸びていた。道に迷いそうな場所は無かった。


    トラノオシダ。この先も岩のあるところには点々と生育していた。


    ハナワラビの仲間も点々と生えていたが胞子穂はひとつも確認できず。


    葉の辺縁がギザギザしているが棘は無い。これはおそらくアカハナワラビであろう。(➡オオハナワラビの間違い)


    少し登った斜面はオオバイノモトソウの群落になっていた。


    葉に光沢のあるイタチシダの仲間。やや大型である。


    先日武田神社近傍で見てきたものと同じ形のソーラス。おそらくオオイタチシダ。


    岩壁にはハコネシダの群落。


    2時間ほど歩いて、ずいぶん登って来た気がしていたがまだ半分しか来ていなかった。


    見えてきた山並のいちばん奥がおそらく大畠山だろう。まだ遠い。

 地図を良く検討せずに登り始めたが、碑林公園から四尾連湖までは途中にある看板を見て5.2㎞ほどあるということが分かった。大畠山は四尾連湖の北側に立つ山なのでもう少し近いが、それでも5㎞くらいはありそうである。ちょっとそこの山に登ってくるつもりが思ったよりも遠かった。


    中間点からやや四尾連湖寄りにある展望台。左の階段を登る。


    烽火台


    東屋


    右に八ヶ岳、左に南アルプスが見える。画像の左端に北岳がチラリと見えている。


    雪の少し残る斜面を進む。


    立派な橋がかかっていた。岩壁に生えているシダを見たがハコネシダが主で目ぼしいものは見当たらず。


    林道のような広い道に抜け出る。これを登り切れば目的地の大畠山のはずだが、結構長い。


    大畠山到着。午後1時半。

 1時までには到着出来るだろうと甘く見ていた大畠山だったが意外と遠く、碑林公園からの標高差は800mほどあった。蛾ヶ岳まで行くには時間が足りず、休憩せずに即下山開始する。しかし、今年の春にもこの山頂に登っているはずだがこのような長い林道のような道を歩いた記憶が無い。おそらくは尾根にある登山道を歩いたはず・・・と思って大畠山山頂から尾根筋を進んでみるとやはりテープの付いた登山道があった。そしてその道は右手の尾根に繋がっており、ロープが付けられていた。GPSで位置と方向を確認すると、どうやら登って来た道の途中で左に分かれていた登山道に下りられそうである。急斜面ではあるがスリップに注意しつつそちらの道に進むと、予想通りに尾根伝いに登山道があり元の道に抜け出た。


    尾根にあった登山道。雪があり人があるいた様子は無し。


    右に派生する尾根にロープが付いていた。尾根道を行く登山道である。


    細尾根と登り返しがあるが、危険な道では無かった。


    元の登山道に合流。

 下りは約1時間半、3時10分に碑林公園駐車場に到着した。期待していたシダはあまり目ぼしいものは見つからなかったが、それなりのトレーニングと下見は出来た。四尾連湖周辺では変わったスミレが咲くように、おそらくは変わったシダも生育しているのではないかと思う。季節を変えて、また、コースも変えて歩いてみたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする