山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ジュウニキランソウ?判別がまだいまいち 北杜市  令和5年4月10日

2023年04月15日 | 里に咲く花
 昨年ジュウニヒトエとキランソウが一緒に咲いている公園で少し違う感じの花が見つかった。背が低くておそらく交雑種のジュウニキランソウという花ではないかと思われるのだが、いまひとつしっくりしない。そろそろ咲いている頃だろうから、敷島カタクリロードを回った後に北杜市まで足を延ばしてみる。


    大きな花のスミレが咲いている。


    こちらはノジスミレではないかと思う。


    これはアカネスミレと思われる。何だか判別の難しいスミレがある。


    これはジュウニヒトエであろう。


    花穂が長く、たぶんこれもジュウニヒトエ


    こちらは地面を這うように花を咲かせるキランソウ


    これが多分、中途半端な背丈をしている交雑種のジュウニキランソウではないかと思う。


    これもそうではないかと思う。


    こちらも怪しいが、モモイロキランソウのようにも見える。


    これもジュウニキランソウかと思うのだが、ただの背の低いジュウニヒトエのようにも見える。

 それなりに勉強していったつもりだったが、実際に見てみるとこれがジュウニキランソウと自信を持って言えるものはなかなか見つからず、やはり交雑種は見分けが難しいことを改めて知った。


    ヒロハハナヤスリは短い胞子穂を伸ばし始めていた。


    胞子穂を伸ばすヒロハハナヤスリ


    何度見に来ても可愛らしい。


    このまま刈られずにいてくれれば良いのだが・・・。


    もうひとつ刈られるのではないかと心配しているのがこの花。ギンランよりは明らかに大きく、おそらくクゲヌマランであろうと思っている。


    シュンランが全開。


    今日は天気が良く、夕方近くになっても富士山が良く見えた。

 クゲヌマランらしき花はこっそりと金具で囲ってやろうかと思って道具を持って行ったのだが、人目が気になって囲わずに撤退してきた。昨年は刈られずに結実したのを確認しており、今年もかられずに咲いてくれていることを期待している。周辺を散策してみたが一画にしか無く、ひょっとしたら誰かが植えたものではないかとも思っている。2週間過ぎごろに再訪できればと思っている。

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カタクリとスミレが咲く敷島カタクリロード  令和5年4月10日

2023年04月15日 | 里に咲く花
 そろそろカタクリが満開になっている頃ではないだろうか。毎年恒例の敷島カタクリロードを訪れてみる。


    予想通り、アズマイチゲはもう終盤である。


    咲き残りのアズマイチゲ


    別の場所のアズマイチゲ


    それほどたくさん咲いたという感じではない。


    アカネスミレが満開


    マルバスミレも満開でたくさん咲いている。


    イブキスミレも見ごろ


    この場所では初めて出会うゲンジスミレ


    草地の一角に固まって咲いていた。


    カタクリはほぼ満開。天気が良かったので花弁が反転して反り返っている。


    もっと密生してたくさん咲いてくれるのを期待していたのだが・・・


    想定していたよりも少なかった。一部は刈り払われた場所もあった。


    来年はもっとたくさん咲いて欲しい。


    例年ならばカタクリよりも2週間くらい遅れて咲くこの花。


    センダイタイゲキがもう花を咲かせ始めていた。


    今年もたくさん生えてくれた。

 お目当てだったカタクリは思ったほど密生して咲いておらず、ちょっと残念だった。センダイタイゲキはさらに勢いを増して個体数が増えているように見受けられる。周辺の広葉樹が伐採されて日当たりが良くなったことが幸いしているようである。一方で、アズマイチゲは若干減少しているようにも見える。自然界の争いは熾烈である。

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