山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

月と土星が接近した中秋の名月 令和6年9月17日

2024年09月22日 | 月富士
 今年の中秋の名月は月齢14の月で、すぐ上に接近した土星が居る注目の月だった。富士山剣ヶ峰の上に月を乗せてこの接近した土星と一緒に撮影しようと目論み、夕方朝霧高原に行ってみたのだが、途中の精進湖からは月が見えていたのに朝霧高原は曇っていて全く富士山が見えない。しかも小雨が降り出してしまい撮影は絶望的である。本栖湖に移動してみるがこちらも雲が多くて月も富士山も見えなそうであるが、一瞬の雲の切れ間を期待して月が昇って来るのを待ってみる。

    日没後の本栖湖。雲の切れ間から一瞬の富士山と月が出るのを期待して待ってみる。

    雲が明るく光っている。富士山は見えそうもない。

    一瞬だけ現れた中秋の名月

    雲の切れ間に現れた月

    土星が居るはずだがこの雲では見えそうもない。

    その後は厚い雲に覆われてしまい、撤退。

 ライブカメラで富士山をチェックしてみると、河口湖や山中湖では綺麗に富士山が見えていた。おそらく雲が巻いているのは富士山西側のほうだけで、おそらく甲府まで戻れば月が見えるはずである。曽根丘陵の公園に立ち寄ってみる。

    曽根丘陵風土記の丘公園。雲が出ているが月は良く見える。

    遊具と中秋の名月

    滑り台

    前景に手ごろな木を探すが良い木が見当たらず。

    土星がすぐ上に居るはずだが、写ってこない。肉眼でも確認出来ず。

    露出を変えて月の紋様が消えるくらいの明るさで撮影すると右上に土星が写ってきた。

    この土星をトリーミングしてみると、面白いことに土星の環が写っていた。

    トリーミングした中秋の名月

 期待していた富士山剣ヶ峰と中秋の名月・土星の写真は撮れなかったが、なんとか月と土星は捉えることが出来た。ここのところ天候が不順な日が続いており、なかなか狙った写真が撮れずに残念である。

     中秋の名月と土星(photoshopで合成)


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ミズオオバコが咲く田園地帯を散策 令和6年9月16日

2024年09月22日 | 里に咲く花
 8月下旬に訪問した際のミズオオバコはまだ咲き始めたばかりでたくさんの葉を広げており、今年は当たり年のように見受けられた。そろそろ稲刈りのシーズンが近付いており、田んぼの水を抜いているところもあるはずだ。おそらくミズオオバコはそろそろ終盤を迎え始めている頃ではないだろうか?前回とは違う場所を訪れてみる。

    もう稲刈りが済んでいる田んぼもある。ミズオオバコを観察できる期間はもうそれほど長くはない。

    数年前まではあまり手入れがされていなかった田んぼであるが、昨年あたりから柵が張られてしっかりと管理されている。

    そのため、ミズオオバコは少し観察しにくくなってしまった。


    たくさん咲いているのを期待したが、今年はこの場所は数が少なかった。

    ウキクサの中に埋もれているミズオオバコの花

    この田んぼはもう水が抜かれていた。

    それなりの大株が生えていたようである。結実した実も見える。

    周辺を散策してみる。田んぼに普通に生えているこの草。

    おそらくホソバヒメミソハギと思うが、花はもう終わっているようである。

    これはクサネムなのか、それともカワラケツメイ?

    花を観察してみると花弁の基部に赤褐色の斑点がある。 葉先は円くなっており、これはクサネムであろう。

    これはチョウジタデであろう。

    花が小さく結実した実は赤く色付く。

    こちらはウスゲチョウジタデであろう。

    午後になると花弁は散ってしまっている。結実した実は緑色で赤くならない。

    おそらくイヌホタルイ。

    小穂がホタルイよりも細長いと言われているが良く分からない。

    おそらくタマガヤツリであろう。

    球形の花穂を付けている。

    おそらくコゴメガヤツリ。小穂の先端部が尖らない。

    おそらくタイヌビエ。イヌビエとの区別はいまいち。

    小穂はまだ見えていないが、メリケンカルカヤであろう。

    ピンク色の花を付けたミゾカクシがたくさん花を咲かせていた。

    これはヤナギタデではないかと思う。葉が細長い。

    これはホウキギクか?

    これはノアズキであろう。

    荒れた田んぼの中にたくさん生えていた草

    これはメドハギであろう。

    まだ花は蕾であるが、これはアメリカネナシカズラであろう。

 たくさん咲いているミズオオバコを期待したのだが、こちらの田んぼは以前よりも整備が進んで少し生育しにくい環境になっているようである。他の植物も」見て回ったが、まだ分からないものが多数あり、花の同定もたぶん間違っているものが多いと思う。


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