高山帯の礫地を好んで生育し、やや大きな株を形成する多年草である。茎は細く、高さ20 ~ 30㎝。基部の鞘は濃褐色。小穂は 3 ~ 4 個つき、頂小穂は雌雄性か雄性、側小穂は雌性で柄を持つ。雌鱗片は黒褐色で果胞より短く、芒がある。果胞は広披針形で稜間に4-6脈があり、まばらに短毛がある。山梨県では南アルプスに生育しており、個体数はあまり多く無い。
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
叢生するタカネナルコ 2021年8月 北岳で撮影。
タカネナルコの小穂。だいぶ痛んでおり、果胞の一部は既に脱落している。
2022年7月 北岳で撮影。岩壁の隙間に生育していた個体であまり叢生していない。
小穂。この個体の頂部は雄雌小穂のようである。先端部の雄部分は既にほぼ脱落している。雌鱗片は果胞より短く芒がある。
こちらはまだ花が咲いている個体。
風で揺れて画像が悪いが、頂部は雄小穂、側部は雌小穂である。
⇒山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
⇒山梨県2018年版レッドリストの植物
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
叢生するタカネナルコ 2021年8月 北岳で撮影。
タカネナルコの小穂。だいぶ痛んでおり、果胞の一部は既に脱落している。
2022年7月 北岳で撮影。岩壁の隙間に生育していた個体であまり叢生していない。
小穂。この個体の頂部は雄雌小穂のようである。先端部の雄部分は既にほぼ脱落している。雌鱗片は果胞より短く芒がある。
こちらはまだ花が咲いている個体。
風で揺れて画像が悪いが、頂部は雄小穂、側部は雌小穂である。
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