高山の湿地や渓流畔に生育する多年草である。根茎は短く、密に叢生し、ときに短い匐枝を出す。頂小穂は雄性または雌雄性で側小穂は3~5個付き雌性であるが時に基部に雄花が付くことがある。雌鱗片は黒紫褐色で果胞より短く幅も狭く、先端部は尖る。果胞は卵形で長さ2.5~3㎜、先は急に短い嘴となる。柱頭は3岐である。山梨県では北岳を中心とした渓谷沿いで生育が確認されているが、まだ精査中の段階なので情報不足となっている。八ケ岳・奥秩父山系での生育の記録もある。
2018年山梨県カテゴリー情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリーなし
ヒラギシスゲ 令和3年6月 八ケ岳川俣川で撮影
同上 先端部が雄性、側小穂は雌性である。
雌小穂。鱗片は黒紫褐色で果胞より短く先が尖る。果胞には筋が入り、無毛である。
渓流に垂れ下がるように生えるヒラギシスゲ
花期のヒラギシスゲ
先端部に黄色い雌しべ、下部には白い雄しべが出ている。この時期のヒラギシスゲは真っ黒に見える。
今回見てきた個体は上流部から流れ着いて生育したものと考えており、さらに上流部には本体の群生があるのではないかと思われる。
⇒山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県カテゴリー情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリーなし
ヒラギシスゲ 令和3年6月 八ケ岳川俣川で撮影
同上 先端部が雄性、側小穂は雌性である。
雌小穂。鱗片は黒紫褐色で果胞より短く先が尖る。果胞には筋が入り、無毛である。
渓流に垂れ下がるように生えるヒラギシスゲ
花期のヒラギシスゲ
先端部に黄色い雌しべ、下部には白い雄しべが出ている。この時期のヒラギシスゲは真っ黒に見える。
今回見てきた個体は上流部から流れ着いて生育したものと考えており、さらに上流部には本体の群生があるのではないかと思われる。
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