昨年の夏、ちょうどミズアオイが満開になっていた頃に河川清掃が行われ、河川に重機が入ったらしく茂っていたミズアオイやヒシがそっくり取り除かれてしまった。ヒシもミズアオイも1年草なので種を落とす前に除去されてしまうと大打撃は必至である。実際に下流域で数年前に行われた河川清掃によってその場所のミズアオイは激減してしまい、回復する様子が無い。さて、今年はどうなっているだろうか?そろそろ咲き始める頃であろうから、見に行ってみる。
多年草のアメリカミズキンバイはたくさん咲いている。ヒシもそれなりに残っている。
このあたりにかつてはミズアオイの群落があったはずだが、すっかり草むらになっている。
ミズアオイは消失してしまったようである。河川の清掃にどれだけの意味があったのか、疑問を持たざるを得ない。
折り返して対岸を戻る。ヒシは以前と変わらずたくさん茂っている。
花はもう終わってしまったようであまり見かけない。
ミズアオイがポツポツと生えている。
これはクワイであろう。
しっかりと残っているものもあった。
花が咲き始めている。
ここにはたくさん茂っていたのだが激減してしまっている。
この場所は以前とあまり変わらずに生えている。
それなりに残ってくれていて少し安心した。
さらに上流域はヒシがたくさん茂っていた。この場所は昨年はミズアオイがたくさん茂っていた場所である。
さらにその上流域はしっかりとミズアオイが残っていた。この場所はおそらく河川清掃が行われなかったはずである。
花はまだ咲いておらず、2週間後くらいが見ごろになってくるのではないかと思う。
道路を歩いていると畑の草むらに見慣れないスゲが生えていた。
これは荒川河川敷を再三探して見つからなかったハマスゲであろう。
小穂は細くて槍のように尖っている。
結構たくさん生えていた。
ミズアオイは減ってしまっているものの、思ったほどの大打撃は受けておらず少し安心した。2~3週間後に見ごろを迎えるであろうから、時間がとれればまた見に来てみたいと思う。探していたハマスゲは意外にも河川敷では無くて畑の草むらで見つかった。ネットでハマスゲを調べると畑の雑草で、駆除の方法がいろいろと書かれている。山梨県では絶滅危惧種であるが他県では普通にあるのかも知れない。荒川河川敷では水際の草むらばかり探していたが、ひょっとしたらもっと土手寄りのほうにあるのかも知れない。だが、もう再三探したのでまた探しに行く気にはなれない。
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