山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

沢沿いに咲くコシノコバイモ  令和2年3月21日

2020年03月21日 | 山に咲く花
 武田神社の桜が早くもほころび始めた。カイコバイモが咲き始めたという便りもあった。おそらく、コシノコバイモも咲いている頃だろう。仕事を終えて時刻を見ればもう午後1時になっており、行けるところも限られてしまう。この日は天候は良かったが強風が吹き荒れていて尾根沿いの花の撮影には不向きである。行くならば沢沿いの花のほうが有利である。


    沢沿いに咲いていたダンコウバイ


    ヒナスミレがもう咲き出している。


    谷間の斜面に咲いていたコシノコバイモ。下にある葉はまだ花を咲かせない幼葉。


    接写。花弁にギザギザがある。


    何株か固まって咲いているところもあるが、全体的には減っている感じがする。


    斜面の上のほうに咲いていた株


    双子


    沢を見下ろして咲くコシノコバイモ

 撮影していると知り合いの花仲間がやって来た。先日もこの界隈で会っており、フクジュソウを探しに行くと言っていたので在り処を教えていただき、行ってみることにした。しかしその場所は道無き沢を登ったその奥、結構遠い。


    今日はこんな予定では無かったのだが・・・。


    礎がありかつては道があったようだが、今では崩落していて使えない。


    やっと到着。しかし予想していた通りにもう遅かった。


    さらに上に登ってみるとまだ咲き残りがあった。


    萼の先端部が尖っていて少し違和感があるが、長さは花弁と同じくらいだ。これはフクジュソウ。


    さらに上に登ると岩の上に群生していた。


    これくらい咲き残っていてくれれば上出来。


    鮮やかな黄色のフクジュソウ。

 沢を見下ろすように咲くコシノコバイモは毎年のように狙ってはいたが、なかなか良い位置に咲いているものに出会えず、ようやく今年は良い株に出会うことが出来た。時期的にもちょうど良かったが、少しずつ減っているように見えるのが心配である。フクジュソウがあるという噂は聞いていたが、花仲間が執念で見つけ出してきてくれて、出会うことが出来た。谷間に咲くフクジュソウは早川町の山の斜面に咲くものとはまた違った味わいがあり、来年は満開の頃に訪れてみたい。
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