山地の林下のやや湿った所を好んで生育する多年草である。高さ10~20cmになり、地下に1cm大の丸い塊茎がある。根出葉は塊茎の頂端に少数つき、葉は2 ~ 3 回3出複葉で長い柄がある。小葉は 2 ~ 3 深裂する。花茎は 1 球から数本出し、柄のある葉が 2 個つく。花序は長さ1~2cmの紅紫色の花を少数つける。苞は卵形で全縁、先端部が尖る。花期は 4 ~ 5 月。山梨県では県南部に生育し、個体数はあまり多く無い。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー:なし
ジロボウエンゴサク 2024年4月 南部町で撮影
やや湿った林縁や林道脇を好んで生育している。
花は紅紫色で細長く、長さは1~2cm程度
苞は全縁で先端部が尖る
花と苞
葉は2回3出複葉で、小葉は2~3深裂する
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